日本精工（NSK）は、軸受の開発・製造を1916年に日本で初めて成功させて以降、様々な革新的な技術・製品を生み出し、100年にわたって環境の保全と産業の発展に貢献しています。軸受とは、機械や設備の信頼性や効率を向上させることができ、エネルギーロスの削減にもつながる重要な部品です。 　 1960年代初頭から海外に進出し始めたNSKは、現在30ヶ国に拠点を設け、世界中の顧客から高く評価され、信頼されています。

NSKは、国籍や年齢、性別などの属性に関係なく、多様な人材一人ひとりが、その能力・特性を最大限に活かし、はたらきがいを感じられる企業風土や職場環境づくりを推進しています。 性別や年齢、国籍、文化、価値観など、一人一人異なるバックグラウンドをもった従業員が自分の力を発揮することで、新たな視点や考え方、アイディアが生まれ、これが企業競争力の強化やリスクの回避につながっていく。すなわち、多様性を受容していくこと、つまり、ダイバーシティ＆インクルージョンそのものが、未来を切り開く競争力の源泉となるとNSKは考えているようです。 ダイバーシティ＆インクルージョン推進の第一歩として、現在は女性のキャリア支援を進めており、女性社員の職域拡大や能力開発トレーニングに注力しています。 優れた人材を国籍や人種、性別などを越えて採用・登用するだけでなく、NSKの企業文化への理解を促す教育や研修制度を充実させ、多様な人材がNSKの価値観を共有しながらいきいきと働き、NSKとともに自身の成長も実感できるように努めているようです。

NSKは、「産業機械事業（産業機械軸受、精機製品）」と「自動車事業（自動車軸受、自動車部品）」の二つの主力事業において、生産、販売、技術が一体となった「事業軸の強化」を実践しています。 顧客の視点に立って、各事業を統括する事業本部の主導による「成長戦略」と「体質強化」に取り組み、顧客と市場のニーズに合わせた事業を運営しています。 「安全・品質・コンプライアンス」を基軸として、体質強化と成長を実現する事業戦略を進めており、売上高一兆円を支える企業基盤を確立させるとともに、真のグローバル・エクセレントカンパニーになることを目標としています。 更なる成長に向け、お客様の信頼とニーズに応えるだけなく、社会に貢献することのできる新たな価値を提案していきます。