旅は、自由。 私たち株式会社 旅籠屋は「シンプルで自由な、旅と暮らしをサポートする」ことをコンセプトとして日本全国各地72箇所でロードサイドホテル「ファミリーロッジ旅籠屋」を経営しています。 アメリカの「車で旅する人が誰でも気楽に利用できる、安く泊まれる素泊まりのロードサイドホテル」であるMOTELを日本でも実現させるために、1995年に第一号店を栃木県・鬼怒川温泉近くにオープン。 ドライブにも便利なように、郊外のロードサイドに展開をしているので、有効に使われていない土地の活用方法としても注目をいただいています。 ファミリーやパートナーとのドライブ旅行、ひとり旅、ビジネス出張、ツーリングやサイクリング。 好きな時に、好きな所に気兼ねなく訪ねられる。そんな空間を提供しています! 詳しくはこちら(http://www.hatagoya.co.jp/)をご覧ください。
「店舗支配人の2人は、人生を共にするパートナーでしたら戸籍上の形式などは何も問いません。」そう断言するのは旅籠屋の社長の甲斐さんです!すでにLGBTカップルの店舗支配人が数組いるという旅籠屋でのダイバーシティについてお話を伺いました。 ■現在すでにLGBTカップルの店舗支配人が数組いるとお聞きしました! 戸籍上も男女のカップル、ゲイカップル、Xジェンダーの方がいるカップルの3組です。私たちは「人生をともに助け合って生きていこう」というパートナーでしたら、戸籍上の形式であったり、個人のセクシュアリティなどは問うことなく採用しています。セクシュアリティがプラスな要素になることもなければ、マイナスな要素になることもない、フラットなんですよね。というのも、支配人となっていただいた場合、お2人に完全にホテルの運営業務全般をお任せしてしまうんです。もちろん、お休みの日は代行支配人が業務を代行するのですが、それ以外は基本的にお二人の力で店舗を運営していただくことになります。なので、重要なのはお二人の絆だけ。それはLGBTも、非当事者もシニアも障がい者も何も変わらないですよね。 ■設立当初からダイバーシティを意識した採用をされていたのですか? 採用という観点で強く意識していた訳ではないんです。私たちは「自由な旅」をサポートしたいというのがコンセプトにあるので、どんな多様なお客様にも自由に過ごしていただくということを重要視していました。そのため、ハードとソフトの両方から整備をしようと、2007年にはバリアフリールームを導入することにし、2008年には誰でもトイレを設置しはじめました。以降に建築された店舗にはすべてにこの2つは設置されています!現在では車椅子対応室、ペット同宿可能室、禁煙室なども整備をしています。 ソフト面では「ユニバーサルマナー研修」を受講しました。この研修ではLGBTだけでなく高齢者や障がい者、ベビーカー利用者、外国人など様々な多様な人と向き合うための心遣いを学びました。講師としてLGBTの方もいて、研修後ご飯を食べているときに、色々遠慮なくお話させていただいたんですよ。聞いていると、「ああ、そういうところで困るのか」「なるほど、そうなんだ」って初めて知ったことが色々あったんです。目に見える身体的な障害と違って、LGBTなどのセクシュアルマイノリティって目に見えないので、どんな困難があるのかなど想像がつかないことが多かったのですが、色々お話を聞けたことで気持ちがスッキリした部分がありました。 まずは多様なお客様が自由に楽しめる空間を準備できたので、次は働く社員も多様な人に働いていただけるように、「人生を共にするパートナー」というフレーズを使っています。
■全国で70店舗以上の旅籠屋が現在オープンしているそうですね! 2020年には宮城県・山口県・兵庫県・三重県にそれぞれ新しい旅籠屋がオープンする予定です。最近では地方の自治体から旅籠屋の出店要請をいただくこともあるんです。業績に左右されずに末長く地域を活性化し続けることができる施設として受け止めていただけていますね。 ■旅籠屋と地域活性はどう関係しているのでしょうか。 「旅籠屋」という言葉の通り、旅行者が気軽に安心して泊まれる、自由な宿泊施設として利用いただくことを目的としているので、ご利用者様の約半分はファミリーやカップルなど観光客になっています。旅籠屋は全て車やバイクなど移動に適した場所に立地することを条件としているので、車で観光するのに便利なんですよね。旅籠屋に来て、車で観光をして、また旅籠屋に夜戻ってくる。そんな観光客の方が多くいらっしゃいます。また、あえて宿泊のみのサービスに特化しているので、飲食やお土産販売なども旅籠屋内では行なっていないんです。ご飯を食べたりお土産を買ったり温泉につかったりといううのも旅籠屋ではできないので、必然的にその地域のレストランだったりお店を利用していただくことになるんです。さらに、旅籠屋は宿泊特化で、宿自体には料理や温泉や娯楽施設のない宿ですから、集客のためにホームページやパンフレットで地域の宣伝をします。観光案内所の役割もするわけです。これが地域への貢献になっていると思います。また、旅籠屋は60%の方がリピートのお客様になっていただいているんです。旅籠屋が一軒できることで、多くの観光客が安定して来てくれることにつながっていて、地域活性になるんですよね。 ■これからの旅籠屋の展望などはありますか? 創業から26年が経ちました。客室の広さは約25㎡。幅約1.5m以上のクイーンサイズベッドを2台。宿泊料金は4人で1室1万円、2人で1室7千円、1人で1室4千円から。宿泊のサービスのみで、飲食や販売は行わない。使い捨てのグッズはなるべく使わない、など創業以来頑固に変えずにきました。 ですが、逆に新しく変えたこともあります。大震災の際、東北地方を中心に10店舗以上で停電が発生して建物の被害はなく水もガスも通じているのに、宿泊施設としての機能を失ってしまいました。それ以降、新しく建てる旅籠屋では必ず非常用発電機を設けています!また、どなたにでも気軽にお越しいただけるように車イス対応の客室や誰でもトイレを設けたり、簡易オストメイトも設置しはじめました! これからも「誰でも気軽に自由に泊まれる宿」として事業の拡大というよりも公益性を重視して、日本にいる全ての方が自由に移動できるインフラとして、そして地域貢献にもなり、ユニークで新しい雇用を生み続けて、社会課題に貢献していきたいと思っています! とはいえ、私1人でできることでもありませんので、この思いを引き継いでいただける方に出会いたいなと思っています!
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業種 | ホテル・旅行 |
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所在地 | 〒1110042 東京都台東区寿3-3-4旅籠屋ビル |
設立年月日 | 1994年7月 |
従業員数 | 250 |
会社URL | http://www.hatagoya.co.jp/index.html |