私たちFive Boxesは岐阜県を拠点として、「教育」「介護」「福祉」「育児」「生活」を軸とした社会福祉事業を行なっています!この数年で次々と事業を立ち上げ、現在は急拡大中の会社です! 私たちが実現したいのは、誰もが活躍でき、子どもたちが大人になったときに安心して暮らせるような未来。そのために、あえて株式会社という営利企業で社会福祉事業を行なっています。 セクシュアリティや年齢、国籍などを含め多様なメンバーが働いているFive Boxes。既存の価値観にとらわれない「新しい価値観」を社会に提供するために、これからも様々な角度からイノベーションを巻き起こしていきます!
本日は株式会社Five Boxesの代表取締役の河村憲良さんにお話をお伺いしました! 管理職が一人もいないというFive Boxesさんで、河村さんは面接も担当されています。 かつて地方政治家もされていたという河村さんの価値観などをたっぷりとお聞きしました! ■Five Boxesさんは事業ビジョンの1つに「誰もが活躍できる社会を実現する」と掲げていらっしゃいます。この背景にはどういう想いがあるのでしょうか。 根底には、将来の日本において、安定した社会福祉が実現できるようにしたいという思いがありますね。いわゆるマイノリティといわれる方には色々な方がいますが、彼らももちろんそれぞれが強みを持っていて、社会で輝くことができると思うんです。そして、収入を得て、消費して、税金を支払ったりすることが、いずれ社会福祉に還元されるんですよね。でも、今はそれぞれが自分らしく活躍できる環境がなかなか実現していないと思うんです。活躍できるはずの人が機会を損失してしまっているような状況なので、そんな日本の未来を変えたいんです。 誤解されてしまうことがたまにあるのですが、私たちは、LGBTや障がい者などマイノリティを救済したいという思いで事業を進めているわけではありません。マイノリティであるかどうか、当事者であるかどうかなど関係なく、一人の人間・労働者・消費者として考えています。全ての人が輝いて社会で活躍することで、そのさきに安定した社会福祉を実現することができるんですよね。 -一人ひとりが持っている強みを活かしたり、力を発揮しやすい環境で輝くことができると、社会が活発化しそうですね! 政治家をされていたからならではの視点ですね。 ■Five BoxesさんはLGBTの方に向けたオーダースーツ販売のアパレル事業もされていたり、就業規則で配偶者の定義を改定されていたりと、積極的にダイバーシティを意識した取り組みをされていますね。 積極的に意識しているというよりも、考えることを当たり前と捉えているという方が正しいかもしれません。もともとFive Boxesには、タトゥーが入った介護職員がいたり、金髪の塾講師がいたりと、社員一人ひとりの個性を重んじる風土が創業当初からあったんですよね。タトゥーが入っていることや、髪の毛を染めていることってお仕事と本質的にはなんの関係もないですし、LGBTなどセクシュアルマイノリティの方も同様だと考えています。ただし、個性を重んじることと自分勝手は違います。私たちはサービス業ですから相手にも配慮が必要です。金髪の塾講師はOKでも、金髪の保育士はNGという感じですね。 就業規則でいうと、人事の基本方針の中の差別禁止規定と、配偶者規定を変更しました。少し話は変わりますが、Five Boxesにはユニークな休暇がたくさんあるんです。例えば、心身の疲労回復のためのリフレッシュ休暇や自分が特別だと思う日に休暇をとることができるスペシャルデイ休暇。Five Boxesオリジナルなものでいうと、奇想天外な言い訳を理由としたエクスキューズ休暇、昼呑みを目的とした昼呑み休暇とかもあります。そして、家族やパートナーのために取れる恋愛サポート休暇やファミリーサポート休暇もあるのですが、この休暇は同性パートナーなど、自分が家族や人生の伴侶だと考えている人に対しても適用できるんです。申請のときに、誰のために休暇を取るのかなどは特に聞きませんので、カミングアウトをしなくてもこれらの休暇を取得できますよ。 -そんなにたくさんのユニークな休暇があるのですね。社員さんもオンオフ切り替えながらイキイキと働かれてそうです。休暇を申請するときに、カミングアウトしなくてもいいということなので、LGBTにとっても休暇を申請しやすいのは素敵ですね。 ■河村さんが行なっている面接は少し特徴的だとお聞きしました。 Five Boxesで働くか働かないかなどの選択権は求職者側にあると考えています。なので、面接の場では、私が直接、Five Boxesで行なっている事業やこれから行いたいこと、将来のビジョンについてたくさん話しています。そして、私たちの価値観やビジョンに共感いただいた場合は入社手続きへと進んでいただくので、こちら側から積極的に候補者ご自身について質問をして掘り下げたり、採用不採用などの合否を決めるということはほとんどありません。 その他、働く際に何かセクシュアリティに関して不安な点などがある場合は、私に言っていただければと思います。私自身、特別養子縁組相談員をしていることもあり、例えばトランスジェンダーのカップルで養子縁組を考えている方の相談にのることもあるんです。法的な部分を含めて知識量は多いですし、社内の制度を使って解決できることもあるかもしれません。 他にも、宗教に関することなどでも、個別の対応ができることもあります。例えば、宗教上の理由で乾杯ができないという方が以前いました。私たちは懇親会をなるべく開催したいし、多くの社員に参加して欲しいと思っているので、その方には乾杯の時にカメラで撮影する係をお願いすることにしたんですよね。もちろん、周りの人には内緒だったので、社長命令的な形でお願いしました。社内に対しても社会に対しても、工夫をして、出来るだけ多くの人が個々の違いを尊重しながら生活できるようにしていきたいですね。
■Five Boxesさんではどのような事業をされているのでしょうか。 「教育」「介護」「福祉」「育児」「生活」を軸として社会福祉事業を行なっています。教育では通信制高校サポート校や河合塾マナビスなど、そして介護ではデイサービスセンター、育児では保育園を6箇所ほど運営しています。将来的にやりたいことは実はもっとあるんですよ。会社のホームページにカラフルなイメージマップを掲載しているのですが、将来的には、観光だったり不動産だったり障がい者支援だったり、マップに描いていることを全部やりたいんですよね。このイメージマップ、よく見るとレズビアンカップルやゲイカップルも、白人も黒人も多様な人がいるんですよ。セクシュアリティや人種や年齢や障がいなど関係なく、全ての人のためになる事業をやっていきたいですね。 Five Boxesは、設立から約16年が経っているのですが、その間私が政治家をしていた時期もあります。2016年に政治家を辞めて再起業をし、ここ2、3年でほとんどの事業をスタートさせました。なのでまだまだ会社としては伸び代だらけです。今ちょうど保育園の事業が伸びていることもあって、会社が急拡大しているんです。同時に新入社員もどんどん増えています。創業当初から15年や8年など働いている社員もいるのですが、平均するとまだまだみんな社歴が浅いです。会社のカルチャーも今から皆と作っていくようなフェーズかもしれないですね。これからもっと会社が変わるのではないかなと予感しています。 ■社員さんは仕事内容や事業部を途中で変えたりすることはできるのですか? 今明確にジョブチェンジ制度のようなものを作ってはいないのですが、ぜひやっていきたいですね。今までの事業部で得た経験を他の事業部でも活かせたり、プラスに働くことって結構あると思っているんです。 実際、今のデイサービスの施設長は、もともと教育事業で働いていた人です。介護職員の方って、ついつい高齢者に世話を焼いてしまう人がいるんです。本当はご本人が時間をかければできることでも、職員が手伝ってしまうんですよね。でも実際は認知症を予防したり、自分らしい生活を送っていただくために、職員が簡単に手助けをしてしまうのではなく、「見守る」という姿勢が大切です。一方教育現場では塾の先生は、生徒に答えをすぐ教えたりしませんよね。生徒の学びのために、生徒自身に考えて解いてもらうことがお仕事なわけです。そんな教育現場にいる人は、「見守る」ことができる人が多いので、介護の現場でも同様に「見守る」姿勢でいられるんですよね。こういうこともあるので、それぞれの長所を活かしながら、色々な現場で活躍できるように、ジョブチェンジも積極的に推進したいですね。 ■Five Boxesさんではどういう方が働いているのですか。 各事業部合わせて総勢130名程度の社員が働いていますね。事業部によっても違うかもしれませんが、気さくで思いやりがあったり、イキイキと前向きに考えるような人が多い印象がありますね。あとは、仕事に対して責任を持って主体的に考えられる、ということも大切です。管理職がいないというところにも通じるのですが、何か困ったことや相談事がある時に、自分で発信する必要があるんです。まずは決められた規定やルールがないかチェック、ない場合は他の社員に聞いてみたりできますよね。それでも解決しないなら、ルールそのものを変えたり、新しく作る必要があるかもしれません。会社にとって将来的にプラスになる場合は、ルールを変えたり新しく作ることはよくあります。ルールを作ることで、その人だけでなく周りの仲間も楽しく仕事ができるようになるかもしれないので、勇気を出して言ってみて欲しいですね。
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業種 | サービス |
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所在地 | 〒 岐阜県可児市今渡408-2クレスト今渡3F |
設立年月日 | 2004年3月 |
従業員数 | 130 |
会社URL | https://fiveboxes.co.jp/ |
社会福祉は「専門家の領域」と捉えられることが多く、行政任せになってしまうことが多いテーマです。私たちはあえて株式会社という営利企業で社会福祉を担うことで、「社会福祉とは特別ではなく、身近なものだ」と感じられる社会にしていきたいと思っています。 私たちの事業の多くはフランチャイズに加盟しているため、会社としての知名度はほとんどありません。フランチャイズ事業を運営の中心としている理由は、私たちにとって「新しい商品やサービス」よりも「新しい価値観」を生み出したいからです。私たちは2004年に創業していますが、創業当時のブランドもサービスも既に存在していません。「商品やサービスにこだわらない」という、他社とは一線を画す価値観をもとに、常に、その時代に合わせたサービスを提供する会社として、地元・岐阜を中心に、新しい社会福祉を広めたいと考えています。 まだ創業16年ほどと歴史は長くありませんが、会社のビジョンに共感し、参加してみたいと思っていただける方は、ぜひご連絡ください。