事業紹介

正直、うちの会社も最初にLGBT採用に足を踏み入れる時には、「本当にそんなことをしてトラブルが起こらないのか？」と不安の声が上がっていました。 でも、そんなことは一切なく、素敵な人たちにたくさん出会えて、その人たちと仲間になることができました。全国での事業センター拡大に向けて、攻めの採用としてジョブレインボーを利用していましたが、毎月コンスタントな採用が実現し、入社人数が最も多い利用求人媒体の一つになりました。

ダイバーシティ推進を意識する中で、価値観に共感する部分が多くありジョブレインボーへの掲載を決めました。 企業ページでダイバーシティの考えをきちんと伝えられているからこそ、他の求人サイトからは応募してくれないような、素晴らしい人材がきてくれると感じます。生産性という物差しだけでダイバーシティは測れません。その人がどんな人で何ができるかに注目することで真価が発揮されるからこそ、ダイバーシティ経営は成長のために不可欠です。ベターではなく、マストなんです。

当社で働く全ての社員の共通認識にしたいというねらいから、正社員とパート社員、全員がe-ラーニングを受講しました。 実際に受講した社員からは「知らないことだらけだった」とか、「不適切な発言をしていたかもしれない」という感想をいくつももらいました。e-ラーニングを受けてからは、少しずつですが社内での言動が変わってきたように感じています。LGBTについて知識を得たことで、日々の生活から、少しずつ世の中の見え方が変わってくるのではないでしょうか。

総社員数約3万人で、職種や働く場所・時間帯もバラバラなので、最も効率のよい啓発方法としてe-ラーニングを導入しました。また自社の人権啓発の教材ではLGBTをメインテーマにしたものは持ち合わせてなかったので、講義内容がリアルで分かりやすく、かつインパクトのあるJobRainbowの教材を選びました。 「聞いたことはあるが、何をすればいいのか」といった状態だった社員が、「自分ごと」として捉えることができ、啓発が浸透してきたことがわかるのはとても嬉しいです。

人事関係者向けのセミナーに加え、今年は新入社員研修において「ダイバーシティ&インクルージョン研修」を開催いただきました。写真を用いた当事者ヒストリーは特に印象深く、社会の中で抱える悩みや周囲の対応などを直接伺うことができました。さらに、グループワークを通じ、新入社員一人ひとりがお互いの価値観を共有し、新たな気付きを得るなど、多様性と受容の重要性を改めて認識する貴重な機会となりました。今後も多様な人材がより一層活躍できる環境整備と職場風土の醸成を促進していきます。

当社は「個の尊厳を組織の尊厳よりも上位に置く」という理念のもと、D&Iの推進に注力してきましたが、何から取り組むべきかを決めかねていました。経営幹部も含めた全社員に対しての基礎研修や社内規定の策定及び改訂指導、当事者間コミュニティの開設など、網羅的に広くサポートしていただき、スピーディ且つ適切な改善が実現しました。さらに「work with Pride」が策定する「Pride指標2020」において、最高評価を2019年より2年連続で受賞することもできました。