T.T.C株式会社は、東京・神奈川・千葉を拠点とする建設事業の会社です。 　 自社単体で一軒家などの建設やリフォームを行ったり、大手のゼネコン会社などと共同でマンション建設などのプロジェクトに携わっています。作業現場での荷物運びを行ったり、建物を保護する養生作業やクリーニングを行ったりと、業務内容も様々。従来の建設業界のイメージから脱却して「感謝・感動・貢献」の３つのKを元に、業界全体の社会的価値観向上のために取り組んでいます。 　 実際に現場では女性や外国籍の社員も活躍するなど、一人ひとりの希望に合わせて、性別・国籍・セクシュアリティ・年齢などに縛られない多様な働き方を推進しています。 周囲の人との協力・連携が大切な建設業界のお仕事。社員同士のコミュニケーションを大切にしており、季節に合わせた社内イベントも多く開催するなど、元気で社員同士の仲が良いのが特徴です。それぞれが自分の思いを発信したりと、自分を出して働いています。

建設業の会社と聞くと、皆さんはどんなイメージを持つでしょうか？体力勝負の仕事ばかりなのではないか、危険な仕事が多いのではないか、そう思う方もいるかもしれません。そんな建設業界につきまとう印象から脱却し、「感謝・感動・貢献」という新しい3Kを通して業界全体の社会的価値を向上させようと取り組みをされているT.T.C株式会社の小瀧さんと菅井さんに想いを伺いました。 　 ■ご友人にLGBT当事者の方が多くいらっしゃるのですね。 　 高校時代の友人がLGBT当事者で、今も仲良くしています。その友人が、会社でカミングアウトをして働きたいけど、実際にカミングアウトをすることができなくて悩んでいると、相談してくれたことがあったんですよね。友人は、普段からスキンシップが多いのですが、会社の同僚から誤解されて悪く言われてしまうこともあったみたいで。友人は何も気にしていないふりを装っているみたいです。そんな話を聞いていたのですが、弊社では多様な人が自分を出して活躍しているので、自分らしく働くことができていない方にも活躍していただけるのではないかと思ってました。 　 ■性別や国籍や年齢など関係なく、それぞれが活躍されているそうですね。 　 建設業界と聞くと男性ばかりだと思われるかもしれないのですが、T.T.Cでは女性も男性も関係なく働いています。希望して作業現場で活躍している女性社員もいるんですよ。得意/不得意や適性などもあるかとは思いますが、基本的には希望した部署で働いていただけるようにしています。外国籍の方も同じで、カンボジアからの実習生の方がいたり、在籍して2年になる韓国人の方がいたりします。国籍や肌の色が違うからどうだ、ということもなく、プライベートでも仲良く遊んでいるんですよ。 　 性別やセクシュアリティや国籍や年齢などは関係なくみんなフラットに接しているので、良くも悪くも特別扱いなどはなく、みんな一緒なんですよね。わからないことがあったらお互いに助け合いますし、相談に乗ったりもしているような職場です。 　 ■元気で明るい雰囲気の会社だとお聞きしました。 　 社風は何ですか？と聞かれると「元気なこと」と答えます。それくらい、元気で明るい人ばかりなんです。性別や年齢や国籍など関係なく活躍していると言いましたが、一人ひとりが自分を出せているんですよね。お互いに伝えたいことを遠慮して言わない、などもほとんどありませんし、会社や仲間のためにはこうした方が良いのではないか、ということは日頃から話し合っていて。顔を合わせてのコミュニケーションは積極的に行っています。『関わる全ての人達が家族であり、人の役に立つ為に行動をする』という行動指針があるのですが、社員はお互いがまるで家族のように接していて、仕事上だけの関係ではなく、プライベートでも仲良いんですよね。 　 社内イベントも大事にしていて、1月の7日には七草粥をみんなで作って食べたり、クリスマスにはクリスマスケーキを買ってみんなで食べたり、屋外で定期的にバーベキューをしたり。新年会や社員総会やお取引のある大手ゼネコン様をお呼びしての忘年会など、色々なイベントがあります。普段から会社にはお菓子が置いてあるので、お茶を飲んでお菓子を食べて休憩をしたり、社長が買ってきてくれたケーキをみんなで食べたり。社員同士みんな仲が良くて、何かあったらお互いに手を差し伸べ合っています。仲間とコミュニケーションをとって、お互いに助け合いながらお仕事がしたい方や、自分自身を表現して働きたい方と一緒に前向きに成長したいですね。

■様々な建設工事事業を行っているそうですが、具体的にはどのようなものがありますか？ 　 主に、4つの事業部に分かれて建設工事事業やプロジェクトを行っています。 揚重搬送工事では、現場内の宅配業者のように、足場材や壁に使うボードなど現場で必要な荷物を要望の場所まで届けています。手で運ぶ場合も、仮設のエレベーターを使う場合もあります。 美装工事では、できあがったものが傷ついたりホコリをかぶらないように保護したり養生しています。お客様にお渡しする前のクリーニング工事も行っています。 建築事業では、例えば一軒家を建てたり、リフォームを行っています。この事業については、自社のみで行うことがほとんどです。 最後の派遣事業では、現場で働く技術スタッフや事務員を人手の足りない現場に派遣するのが事業内容です。派遣ですが、T.T.Cでの正社員の雇用契約となります。 　 これら4つの事業で現場で働く技術スタッフもいれば、現場をサポートする事務員もいます。多くの人や会社と協力してプロジェクトを行っていますよ。 　 ■建設業のお仕事と聞くと体力勝負なイメージがありますが、実際はどうなのでしょうか。 　 行う仕事内容にもよりますが、全てが体力次第というわけではありません。例えば、揚重搬送工事なら、大型の荷物を運んだりするので体力がないとヘトヘトになってしまいます。ですが、美装工事だったら、体力というよりも掃除が得意だったり、細かいところまで丁寧に作業できることの方が大切です。私たちのお仕事は、複数のメンバーや複数の会社が協力することで初めてプロジェクトを完成に運べる場合も多いです。周りの人としっかりコミュニケーションを取るということも、根本的に重要な要素になりますね。 　 T.T.Cで行っている業務は現場で働くスタッフも現場のサポートをする事務員も、本当に様々なお仕事があり、働き方は柔軟です。性別・セクシュアリティや体力の有無などに関わらず、あらゆる方に力を発揮していただけるのではないかと思っています。 　 ■お仕事の魅力はどこですか？ 　 現場で働く技術スタッフも事務員も、それぞれ自分たちが携わったことが目に見える形となって残ることが一番の魅力だと思いますね。例えばマンション建築のプロジェクトだったら、最終的には完成したマンションに人が住むことになるわけです。マンションという目に見えた成果も残りますし、誰かの生活を支えられる嬉しさもありますよね。 　　 また、会社が一人ひとりの頑張りを見てくれるところも大きいですね。それぞれのやる気や想い次第で、年齢がたとえ若かったとしても昇進できますし、評価にも反映されます。偽ることなく思っていることをお互いに発信して話し合い、社長に提案もできるので、自分たちの手で会社を変えられるところもT.T.Cならではだと思いますね。