「紙」をメインに扱う会社と聞くと、「これからデジタルに変わっていく中、紙は使われなくなるのでは?」と思われる方も多いのではないでしょうか。実は、紙の軽量化により生産される紙の総重量は減っているものの、紙が使われるフィールドは今続々と増えているのです! 例えば、紙ストローや段ボールベッドなどは導入する企業や自治体が増加しています。そのような昨今の紙業界の変化に対応するためには、個々が自由な発想を広げることが大切という考えから、三洋紙業ではダイバーシティ&インクルージョンを推進しています。 そんな三洋紙業の経営企画室にダイバーシティへの想いを伺いました。 ■齊田社長は日頃から「三洋紙業は会社としてアライである」とおっしゃっていると聞きました。 そうなのです。「アライ」とは英語の「同盟、支援」を意味する「ally」を語源とする言葉で、性的マイノリティの方々を理解し支援する人や考え方を指します。 社長はかつてフェンシングで日本チャンピオンを取ったこともあるアスリートで、近年は日本フェンシング協会にも携わっているんです。ご存知の方も多いかと思いますが、東京2020オリンピックではLGBTQ+であることをカミングアウトしていた選手が220名以上いらっしゃいました。齊田社長自身も日本フェンシング協会に関わる中で、LGBTQ+の研修を受けたり、LGBTQ+の選手の方を指導したこともあったそうで、そういった背景から他社に先駆けて三洋紙業では「アライ」に取り組んできました。今では社長の思いは、私たち三洋紙業の社員全員に浸透していますね。 ■具体的にはどんな取り組みを行っているのですか? たくさんあるのですが…まずは研修ですね。LGBT研修は毎年様々な場所から講師をお呼びして実施しています。「毎年おなじ研修をやるの?」と思われるかもしれませんが、参加してみると忘れていることや、新たな課題も勉強できたりと奥が深いんですよ。 もちろん毎月新入社員が入ってきますので、その方々にも入社時にLGBT研修の内容を伝え、知らない社員がいない状態にしています。 健康についても力を入れており、昨年は「社員全員で健康になろう 女性の健康とダイバーシティ」というテーマで研修を行ないました。健康については昨年に健康企業宣言を獲得し、今年は健康優良法人の認証獲得に向けて動いています。 この研修では生理痛やPMS、更年期障害など女性特有の健康問題に焦点を当てて、働く上での問題や対処法について性別問わず学びました。健康について知ることは働きやすい職場の第一歩だと気持ちを新たにしましたね。また、クロスロードダイバーシティゲームというものも行いました。色々な人物と状況の設定があって、その人になりきるグループワークです。自分とは異なる考え方だったり、普段の業務ではコミュニケーションを取らない社員との意見交換が新鮮で、とてもよかったですね。そこからまた新たな課題が見えてくるんです。 ■ダイバーシティへの取り組みは研修以外にも このような知識研修に取り組むうえで大切なことは、年1回の研修で終わらせるのではなく、繰り返し情報を発信していくことだと考えています。今は月例の朝礼時に、足立区が作成しているLGBTを知る本を社内で配布して、少しずつ読み合わせを行っています。「こういう問題に職場で立ち向かうことがあるんだ」と様々なケースを社員全員で定期的に考えられる場になっています。 ほかにも、企画チームが作ってくれた「アライステッカー」の取り組みもあります。わが社では工場でジグゾーパズルを作っているので、パズルをモチーフにオリジナルステッカーを作って配布しました。社内を見渡してもパソコンや机の上に貼っている社員がたくさんいて、共感してくれているんだと私まで嬉しくなります。 先日渋谷で行われた「東京レインボープライド」のパレードにも、有志メンバーが参加していました。このように取り組みが広がっていくのはうれしいですね。
■事業内容として、紙の企画デザインをメインで行っているそうですね。 「三洋紙業」という社名を聞くと、スペックが高い印刷機械がたくさんあるように聞こえるかもしれませんが、実際に私たちが持っているのは試作のための機械のみです。私たちがメインで行っているのは企画やデザインで、実際の製造作業は外注さんに依頼をしています。 私たちは、例えばジグゾーパズルを作ったり、スマートフォンなどの商品を入れる高級箱のデザインなどをしています。実は、ジグゾーパズルを作っている会社って数が少ないんです。最近はお客様のニーズに合わせて、夜になると光るように専用の塗料を塗ったり、ピース一つひとつが細かくなったりと、より技術が求められるようになっています。ジグゾーパズルの製作は私たちの強みなので、お客様のニーズに応えられるようにこれからも品質を上げ続けていきたいですね。 ■創業から50年以上もの長い歴史があるとお聞きしました。 三洋紙業は1969年に当時の社長ら数人で設立しました。太平洋・⼤⻄洋・インド洋の3つの大洋にまたがってビジネス展開をしたいという思いで、三洋紙業と名付けたんです。はじめは商品を入れるパッケージ箱やディスプレイ箱を中心に製造していたのですが、20年ほど経過した頃にジグゾーパズルの製造を開始しました。ジグゾーパズルには、2枚の紙を専用ののりではり合わせる「合紙」やパズルの型に合わせて形を切り抜く「抜き」という作業があり、高度な技術が必要とされます。そこで、メーカー様から三洋紙業にお声をかけていただいたのがきっかけで、三洋紙業の強みにまで発展しているんです。 そして⿑田社長になった現在、時代に合わせた「紙の新しい価値」を提案することを大切にしています。デジタル化に伴い、新聞や雑誌などの情報紙は減っていますが、リサイクルできるので紙ストローや段ボールベッドなど新しい使われ方をしています。そのため、従来の発想ではこの先の時代に適応することが難しくなるのではないかと考えています。紙業界の変化に柔軟に対応するためにも、LGBTなどセクシュアルマイノリティや海外出身の方、高齢者や若者、障がいを持っている方なども隔てなく多様な人材を育てたいんです。それぞれの強みを生かして、紙の新しい価値を生み出せるような企画ができる会社にしたいですね。 ■「世界最高品質の製品を夢中になって追い求め製造する」ことがミッション 以前まで私たちは、価格が安く大量生産できる紙製の箱等をたくさん製造していました。ですが、今後グローバルに展開していくにあたり、海外の同業他社さんと比較したときの、私たち独自の強みを作りたいと思ったんです。そこで現在は「最高品質・高級化」の路線に挑戦しています。例えば、スマートフォンやクレジットカードなどの製品を入れる高級箱などを作っています。ただ物を届けるのではなく、外側の箱も含めて、その製品の世界観を生み出しているんです。紙のカットの仕方や形状、硬さなど細部までこだわりを持って、三洋紙業らしい世界最高品質の製品を追い求めていますね。 ■従業員第一主義で、「挑戦する」ことを会社がサポート! 私たちは「挑戦する文化」を大切にしています。挑戦した結果、例え失敗したとしても、その挑戦した勇気をあたたかく抱きしめるのが私たちです。大きく変化する紙業界に柔軟に対応するためにも、挑戦は欠かせないですね。 そして、仕事に限らず、スポーツやクラブ活動でも「挑戦する」ことを奨励しています。齊田社長自身が、スポーツを通じて自分の限界を超えてきた経験があるからこそ、限界に挑戦することの大切さを理解しているんですよね。例えば、社員全員で富士山の登頂にチャレンジしたり、マラソンに参加したり、社内イベントもたくさん開いています。スポーツ以外にも、英語の勉強会に無料で参加できたりと、それぞれのやりたいことに応じて挑戦する機会があるんです。何かを押し付けるのではなく、その人自身の選択を尊重し、その人自身の成長をサポートしている会社ですよ。
「紙」の新しい価値を見つめ続け、新しい可能性を探求する私たち三洋紙業。一人ひとりがプロとしての誇りを持ち、高い技術力を要するジグソーパズルや商品の魅力を引き出すパッケージ等のハイクオリティーな製品をお届けできるよう努めています。 今回は私たちの要である、生産管理を担当していただく仲間を募集します! ■こだわりのある高品質な商品づくりの中心に! 生産管理は、このようなことに取り組むお仕事です! ・ジグソーパズルやノベルティグッズの生産工程や品質の管理。 ・高品質な製品づくりのための資材や外注先の選定。 ・製作現場に訪れて、工程が正しく期日通りに進んでいるかの確認。 スムーズに製品作りが進むように全体をコントロールする役割のため、幅広い経験を積むことができるお仕事です!現場に熱心に通う行動力のある方や、細部まで目を配れる職人気質の方にご活躍いただけます。こだわり抜いた分だけ、製作した商品を百貨店やドラックストアで見かけた時の喜びは格別です! ■たくさんの職人さんと連携!人を繋ぐ架け橋へ。 社内部署から中小企業、個人の職人さんまで様々な方面とコミュニケーションをとって期日に納品できるよう調整することも大切なお仕事です。ときには、職人さんの体調不良や設備トラブルなど、工程が計画通りに進まないことも。はじめは周りの力も借りながら、情報を集めて臨機応変に対応し、何ができるか考えていきましょう!経験を積むなかで、納期をうまく回せたときの達成感は唯一無二のものですよ! ■お仕事だけでなく、人間としての成長も熱血サポート! 英会話研修や、未経験でも安心の充実した研修制度があります。異業種交流会など、興味がある研修への参加も積極的にバックアップ! また、手厚い資格取得支援やメンター制度も用意しています。資格取得後には昇級も!挑戦するあなたを全力で応援します。 「ものづくりが好き」「良いものを自分の手で作りたい」という熱意を持った方大歓迎!創業から50年、次のステージをさらに輝かしいものにしませんか?紙製品だけでなく、会社の未来も一緒に作り上げていく。貴方のこだわりをぜひ私たちに教えてください! 【具体的な業務内容】 ・紙製品を中心とした広告宣伝物、パッケージ、化粧品什器等を製作するための協力会社の手配。(外注・工程管理) ・大手メーカーや広告代理店から直接受注して販促物やノベルティグッズなどの製作から販売
行動宣言
教育/理解促進
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職種 | その他企画 管理系 |
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雇用形態 | 正社員(新卒) |
求める人物像 | 大学/短大/高専/専修学校/高校の24卒募集! 既卒(卒業後概ね2年以内)&中退者応募可 【求める人物像】 ・細かい段取りが得意な方 ・ものづくりに興味がある方 ・責任感が強い方 ・新しいことに挑戦することが好きな方 ・こだわりを持った職人気質な方 【必須条件】 普通自動車運転免許(AT限定可) ※高卒生は入社後取得可 |
給与 | 月収:大卒 22万円〜 短大卒 21万円〜 高専・専修学校卒 20万円〜 高卒 18万円〜 |
勤務時間 | 8:30-17:30(残業10-15h/月程度) |
待遇及び福利厚生 | |
勤務地 | 東京都足立区西伊興3-15-25 |
応募について |
店舗のディスプレイや陳列されている商品等、生活の中でよく目にする製品を製造しています。特に自分が携わった商品等を見かけるととてもうれしく感じます。営業、企画、生産管理の各部署が連携しチームワークの良い会社です。積極的にやりたい事に力を注げる環境ですので、自分を生かして活躍して欲しいと思います。一緒にがんばりましょう。