どんな自分になりたいか? 何が自分を幸せにするのか? 「常識」や「当たり前」にとらわれず、「自分らしく」自ら意思決定したい! 物語コーポレーションではそんな言いたがり、やりたがりが集まってアジアにおける「業態開発型リーディングカンパニー」を目指しています! 飲食業界に興味がある方、言いたがり・やりたがりな方へ! 私たちと一緒に皆さんの「自分物語」を実現しましょう!
もともとは10坪のおでん屋からスタート。今では売上高1000億超の東証プライム上場企業へと成長した物語コーポレーション。成長を続ける「物語ファミリー」を突き動かすのは、個々の自己実現を目指す「Smile & Sexy」という経営理念です。一見聞き慣れない「Smile & Sexy」という理念の背景には、ダイバーシティ&インクルージョン(D&I)の考え方が大きく関係していました。そんな物語コーポレーションの人財開発部の田中さんにお話を伺いました。 ■2018年からLGBTに関する取り組みをされているんですね。 2018年にダイバーシティ推進に向けたプロジェクトチームを発足しました。きっかけは、当時の人事部員が、ある内定者の方との会話の中でレズビアンのことを「レズ」と呼んでしまったこと。その内定者の方は、LGBTに対する理解が不十分な会社だと感じられて、物語コーポレーションへの入社を辞退されたんです。そこで、私たちに知識がないために、誰かを傷つけてしまっているかもしれない可能性に気づけました。 それをきっかけに、現在に至るまで、経営幹部も含めた全社員に対しての基礎研修 の実施や当事者コミュニティの開設、性自認に合わせた服装の選択や、ライフパートナーシップ制度の導入など、様々な取り組みを行ってきました。 プロジェクトチームの中には、女性として入社したけれど、現在は男性としてイキイキと働いている当事者メンバーもいます。当事者の1人として率直に意見を出してくれていて、スピード感を持って着実に取り組みを進めることができています。取り組みを始めて約1年後の2019年、そして2020年、2021年、2022年と4年連続で、PRIDE指標において最高評価のゴールドも受賞したんですよ。 ■取り組みがスムーズに進んだ背景には、経営理念の「Smile & Sexy」が関係しているんだとか。 「Smile & Sexy」というのは、「Be Sexy! - 自分を表現しようぜ!」「Smile! - 自分を磨こうぜ!」という意味。つまり、「周りを恐れず自己表現して、自分らしくイキイキ生きよう」という自己実現の理念になっています。この理念が、一人ひとりの個性を尊重し、違いを認めて活かし合う、まさにD&Iとマッチしているんですよね。なので、D&Iの考え方は元々社内に根付いていました。 また、いろいろな個性をもった方々がそれぞれの視点で物事を見て、それを素直に表現できる環境があることで、多様なアイデアが生まれて、より活発な議論ができると思います。変化が激しい外食産業だからこそ、よりたくさんの価値観を取り入れ、様々な情報を吟味して意思決定をすることが、遠回りに見えて一番効率的な事業の進め方だと考えています。このような観点からも、戦略的にD&Iのアプローチを進めてきました。その結果が、今の成長性にも繋がっていると思っています。 ■取り組みを始めて数年経った今、社内に変化はありますか? 従業員一人ひとりの意識や行動が少しずつ変わってきていると感じます。例えば、経営目標の一つである「性別の垣根をとる」というスローガン。これは以前、「男女の垣根をとる」という文言だったんです。もともと性別や年齢、国籍などで判断しないという土壌はあったのですが、LGBTの取り組みを始めてから、「男女」という枠組みで捉えていては不十分だという意見が出て。そこで「性別」という表現に変えたんです。会社として継続的にダイバーシティに取り組むことで、従業員一人ひとりにとって、D&Iの考え方が「当たり前」になってきていることを実感しました。 社内の意識が変わることで、カミングアウトをしてくれる従業員も二倍、三倍と増えてきました。うちの会社では、自分の思いや価値観、新たな決意などを社内メールで全社員に向けて発信する文化があるのですが、カミングアウトして入社した当事者社員が、実体験をメールで発信してくれたりして。今まで以上に自己開示しやすい土壌ができたのかなと思います。ある店舗では、配属されている社員のほとんどがLGBTをカミングアウトしていて、LGBTではない、世間的にはマジョリティと言われる方のほうが少ないなんて状況になったくらいです。 新卒社員でも、私が知る範囲で5名以上のLGBT当事者の方が入社されていたり、入社式にレインボーカラーのアライバッジを付けて決意表明されている方もいましたね。この間も、カミングアウトして入社した新入社員のために、社内のLGBTコミュニティを運営している私の同期2人が、オンライン歓迎会を開いたそうです。カミングアウトしたいと思ったときに、安心してカミングアウトできるコミュニティ・環境づくりを、これからも続けていきたいと思っています。
■物語コーポレーションで展開している店舗はどのようなものがありますか? 「焼肉きんぐ」「丸源ラーメン」「寿司・しゃぶしゃぶ ゆず庵」「お好み焼本舗」など、皆さんも目にしたことがあるのではないでしょうか。それぞれ業界内での売上順位は焼肉1位、ラーメン2位、しゃぶしゃぶ4位、お好み焼4位を記録しています。 ビジネスとは「当たる」ものではなく原理原則とマーケティング感覚で「当てる」ものだという考え方のもと、現在では5業種15業態、国内外に626店舗(FC店を含む)を展開、2012年には中国・上海への進出も果たしています。 「とびっきりの笑顔と心からの元気」をお客様にお届けしたい、そんな想いのもと、今後は日本だけでなくアジアにおいても顧客・社会に価値提供のできる「業態開発型リーディングカンパニー」の実現を目指しています。 ■ユニークな「メール発信文化」があるのだとか。 私たちは日常的にメールを社員全員に向けて発信する文化があります。約2日半メールボックスを開いていないだけで、560件もの新着メールが来ているくらい、全員宛のメールが日々飛び交っているんです。内容も様々で、例えば新入社員が決意表明をしていたり、それに対して先輩社員が返信をしていたり。仕事やプライベートなこと、ときには「今週感じたこと」のようなタイトルで経営幹部も含めて全員が発信をし合います。誰もが自分の想いや考えを積極的に社内で発信して、それに対して反応が返ってくる。とても物語らしい文化だと思っています。 他にも、一風変わった「Birthdayメール」に関する文化があります。 Birthdayメールと聞くと、会社や上司から誕生日のお祝いメールが送られることを想像するかもしれませんが、私たちはその逆です。誕生日を迎えた社員が全社員に向けて「これまでの自分」と「これからの自分」についてメールで発信するんです。それに対して、社長をはじめとした社員が「前のめり」に返信します。自分を表現できて、部署や役職などの垣根を越えてコミュニケーションを取ることが出来るのは私たちの特徴だと思いますね。 ■店長のお仕事の魅力を教えてください。 一経営者になるため、管理する金額や責任が大きい分、学べることも多く、圧倒的に成長できるのが魅力ですね。店長というお仕事は、何といっても圧倒的に意思決定の量が多く、質も高いです。なので、当社では社長と同じく、店長を「プレジデント」と呼んでいます。 私自身も24-25歳の時に店長を務めたのですが、店舗によっては数億円もの予算を組み立てていました。売上やコストの管理、客単価や客数の予測、労働時間や採用人数の決定など、全て自分自身で決めなければなりません。何が正解かなんてわからず、色々な勉強も必要です。ですがその経験があるからこそ、仕事に対する見方が変わり、圧倒的に成長できたんです。現在は人財開発部にて勤務をしていますが、今でも経営を体系的に捉え、目の前の業務がなぜ必要なのかを理解した上で意思決定をすることができていると感じます。このように、あらゆる部署の一人一人が自立して的確に意思決定ができていることは、会社全体としても大きな強みになっていますね。 ■“プロフェッショナル”になることも大切にしているとお聞きしました。 自分の店舗や部署のことだけではなく、他の店舗や部署のことまで危険予測をして意見を言うことができる。そんな「言いたがり」で「やりたがり」な人財が集う「開発者集団」でありたいんです。周りの目を気にしすぎず、自分で情報収集をし、言いたがって、やりたがって行動する。成功するときもあれば失敗することもあると思います。その体験から、検証して次の行動に活かしていく。このサイクルを繰り返すことで、少しずつプロフェッショナルに近づくと思うんです。 人それぞれゴールや目標、価値観、何に幸せを感じるのかは異なると思います。ですが、一人ひとりが物語コーポレーションで働くことを通じて、プロフェッショナルな自分に近づいていき、「自分物語」を全力で作り上げていく。その後押しをしていきたいですね。
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業種 | フードビジネス・飲食業 |
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所在地 | 〒4400831 愛知県豊橋市西岩田5-7-11 |
設立年月日 | 1915年9月 |
従業員数 | 1122 |
会社URL | https://www.monogatari.co.jp/ |