「チームワークあふれる社会を創る」 サイボウズは1997年に創業以来、チームワークあふれる社会を実現するため、情報共有のために欠かせないグループウェアを開発・販売しています。 日本国内に限らず世界全体をチームワークあふれる社会に変えるため、アメリカ・中国・東南アジアなど世界8つの拠点から世界中にサイボウズ製品を届けています。 一人ひとり価値観や環境が違って当たり前。100人いたら100通りの働き方ができるよう2018年には「働き方宣言制度」をスタート。一人ひとりの個性や人生を尊重し、それぞれが自分らしく力を発揮できる職場を作り上げています。
「100人いたら100通りの働き方」を掲げ、ユニークな制度・風土・評価制度を通して多様な働き方を実現しているサイボウズ。「チームワークあふれる社会を創る」企業理念を実現するため、大企業から中小・スタートアップ企業、NPO法人や学生団体を含めてすべてのチームにおいてチームワークを高めるための事業を展開しています。まずはサイボウズ自身のチームワークあふれる組織になるため、多様なバックグラウンドを持つメンバーそれぞれが力を発揮できる職場を作り上げています。そんなサイボウズ人事本部の平賀さんと田窪さんにダイバーシティへの想いを伺いました。 ■「多様な個性を重視」することは、サイボウズのカルチャー(文化)のひとつ。 「チームワークあふれる社会を創る」という理念を実現する上で、4つのカルチャーを掲げているのですが、その内のひとつに「多様な個性を重視」があります。 私たちは、そもそも人間には、セクシュアリティや障害の有無、得意・不得意な分野など、みんな違いがあるのが当たり前だと考えています。そんな違いを持ったメンバーが役割分担して協働できていることが理想のチームには不可欠だと思うんです。なにかを決めつけて制度や風土を作るのではなく、多様な個人が受け入れられていると感じられることが大事ですね。 そして、サイボウズには100人いたら100通りの働き方があります。現在は「働き方宣言制度」を設け、勤務場所や残業時間についてなど、各々が自分の働き方を自由に記述して宣言しています。会社資産と関係のないものは、上司の承認や報告の義務なく複業することも可能です。多様な働き方を実現することで、一人ひとりが幸せに働くことができ、結果としてチームの生産性を向上させることにもつながるのです。すべての社員が自分らしく働ける職場を目指していますね。 ■ダイバーシティ&インクルージョン(D&I)の促進を目的とした部活動「ダイバーシティラ部」が取り組みを推進。 ダイバーシティラ部は2018年の秋頃に、当時入社1年目だったメンバーが有志で立ち上げました。同期メンバーで週末に4~5人で集まって勉強会をすることからはじめ、関心のある社員に直接声をかけていき、延べ100人ほどにまで増やすことができました。2019年2月から正式に会社の部活動として認められ、さらに活動の輪を広げています。今では、毎週木曜日のランチの時間に誰でも参加できるオンラインスペースを開いたり、セクシュアリティに関する本を集めた本棚を設置したり、アライステッカーを希望者に配布もしています。 また、人事本部に「多様性理解促進チーム」も発足しており、「ダイバーシティラ部」と協力して、2021年より東京レインボープライドに継続的に出展しております。制度面では、結婚休暇や忌引き休暇を事実婚や同性パートナーの場合にも利用できることも正式にアナウンスされていますね。 ■LGBTQインクルージョンにとどまらず、障害者インクルージョンの取り組みも実施。 アクセシビリティの観点から、聞き取りが難しい方のための音声認識ツールを全社的に導入検討したり、手話の勉強会や、色覚障害の方にも見やすい資料作成のレクチャー会なども開いています。 サイボウズでは、年次や経験に関係なく気付いたことをオープンに議論する風土があるので、どんどん社内から改善の声があがってきます。例えば、社内であがった声を元に、社内のビジネスマナーに関する研修資料の身だしなみの項目から「男性」「女性」という言葉を無くしたケースもあります。 これからも、LGBTQや障害者をはじめ、あらゆる社員が安心して働くことができる環境を作り続けていきたいですね。
■グループウェア事業とメソッド事業の2軸で事業を展開 サイボウズは1997年にチームワークのために欠かせない情報共有を行うツールであるグループウェアを開発・販売する会社として創業しました。現在は、kintoneやGaroonなど用途やチーム規模に応じて複数のグループウェアを開発・提供しています。 ですが、ただツールを導入するだけではチームワークは豊かになりません。そのため2017年からは、ツールを利用するチームの風土や制度の築き方を提案するメソッド事業も開始しました。働き方改革や離職率低下のための研修を行ったり、職場環境改善のためのコンサルティングなどを実施しています。 これら2つの事業を通じて、「チームワークあふれる社会を創る」理念達成を目指しています。 ■グローバル展開を通じて「世界で一番使われるグループウェアメーカー」を目指す! 「チームワークあふれる社会を創る」の"社会"は日本だけではなく"世界"を意味しています。そのため、私たちは世界で一番使われるグループウェアサービスになることを目指しているんです。 世界No.1を目指すため、2007年には上海、2009年にはベトナム、そして2014年にはアメリカにも進出しています。 世界を代表するソフトウェア企業を相手にグローバル市場で勝負をすることは決して簡単なことではありません。ですが、サイボウズを知らない人がまだまだたくさんいるからこそ、世界を目指す楽しさがあるのです。世界最高峰の企業と本気で勝負をしているのが私たちです。 ■「チームワークあふれる社会を創る」理念を実現するための4つのカルチャー。 私たちは、「チームワークあふれる社会を創る」理念を達成するために、4つのカルチャーを掲げています。すでにお伝えした「多様な個性を重視」に「理想への共感」「公明正大」「自立と議論」を加えた4つがカルチャーです。 ・理想への共感: チームとは、共通の理想に向かう人の集団。サイボウズも1つのチームなので、「チームワークあふれる社会を創る」という理想に共感いただけるメンバーと協働したい。 ・多様な個性を重視:従業員一人ひとりの個性が違うことを前提にそれぞれが望む働き方や報酬が実現されれば良いという考え方。平等よりも個性を重んじることで、一人ひとりの幸福を追求する。 ・公明正大:公の場で明るみに出ても、正しいと大きな声で言えること(嘘をつかないこと)。 プライバシー情報とインサイダー情報を除いて、隠し事をしないこと。 ・自立と議論:数ある選択の中で、自分がどうしたいのかを選び、その選択を受け入れること(自立)。多様性を重視しつつ意思決定を行うため、共通言語を用いて建設的に議論すること(議論)。説明責任と質問責任の考え方を大事にしながら、想いを率直に伝え合うことも大事にしている。 多様なバックグラウンドを持つメンバーが一緒に働いているからこそ、全員が同じ目標を持って気持ちよく働ける状態を実現したいと思っています。この4つのカルチャーに共感していただける方と一緒に、チームワークあふれる社会を創りたいですね。
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教育/理解促進
人事制度
コミュニティ
働き方
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業種 | ソフトウェア・情報処理 |
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所在地 | 〒1036027 東京都中央区日本橋2-7-1 東京日本橋タワー27階 |
設立年月日 | 1997年8月 |
従業員数 | 857 |
会社URL | https://cybozu.co.jp/ |