日本のD&Iをリードする企業を認定する「D&Iアワード 2022」がエントリー受付を開始しました
ダイバーシティ&インクルージョン(D&I)推進に取り組む企業を認定・表彰する「D&Iアワード 2022」のエントリーが、2022年6月1日より始まりました。
D&I アワードが求められる背景
D&Iとは、「多様性」を意味する「ダイバーシティ」と「包摂」を意味する「インクルージョン」を合わせ、「多様性を尊重し活かしていくこと」を指します。
D&Iの推進は、”社会的マイノリティのため”の取り組みではなく、むしろ”すべての人のため”の取り組みです。日本社会において、マイノリティ性を一つも持たない、なんて人はいません。だからこそ、一人ひとりの個性・価値観・バックグラウンドを新たな創造に転換していく風土の醸成が、あらゆる社員が働きやすい・活躍できる環境づくりにつながります。また、そのようなD&Iムーブメントの波及が社会全体のD&I推進へ発展していくでしょう。
そこでD&Iアワードは、
- D&Iに取り組む企業を表彰・認定、ロールモデルとして紹介し、これからD&Iに取り組む企業も後押しする
- 多角的な独自指標をもとにした「新たなD&Iのあり方」を提示する
ことを通じて、社会全体のD&Iの推進と、その先にある”D&Iがあたりまえの社会”を実現します。
昨年度受賞企業
昨年開催した「D&Iアワード2021」で「D&I アワード大賞」を受賞したのは以下の4社です。
- 大企業部門:積水ハウス株式会社
- 中小企業部門:大橋運輸株式会社
- 地方企業部門:株式会社アンサーノックス
- スタートアップ企業部門:株式会社メルカリ
「D&Iアワード2021」の認定企業や詳細については、こちらより無料でご覧いただけます。
「D&I アワード 2022」概要
昨年度の「D&I アワード 2021」は、初開催ながらグループ連名企業含め259社にご参加いただく大規模なアワードとなりました。2年目となる「D&I アワード 2022」では、昨年度から引き続き4種類の認定・2つのアワードを実施することはもちろん、新たに「トップインクルーシブカンパニー賞」をご用意しました。
認定・アワード
JobRainbow独自のダイバーシティスコア(100点満点)の項目に、過去2年間の会社の取り組みに応じてチェックを入れていただきます。応募いただいた全ての企業に、スコアに応じた4つのレベルの「D&I認定」を授与します。
認定企業の中で、特に特筆すべき取組みをされている最大16社は、「D&I アワード⼤賞」と「D&I アワード賞」のいずれかの受賞企業を決めるアワード審査の対象になる場合があります。
※詳しくは評価指標をご参照ください
トップインクルーシブカンパニー(TIC)賞
こちらは今回新設した任意参加の賞となります。企業規模に拘わらず、実際に働いている感じられているかを評価いたします。
評価指標
認定
D&I 認定審査は、応募フォームの回答内容をもとに実施いたします。
応募企業には、D&Iに関する取り組みを評価する独自指標「ダイバーシティスコア*」100項目のうち、該当するものにチェックを入れていただきます。
*ダイバーシティスコアとは
【LGBT】【ジェンダーギャップ】【障がい】【多文化共生】【介護・育児】の5つの観点で構成された100項目です。D&Iの重要性・理念の理解や社内啓発だけでなく、具体的な施策も盛り込んでいます。
D&Iの実践に課題を感じている企業が、指標をもとに現状や課題点を知り、必要なネクストアクションを策定する際の参考となる、実⽤性の⾼い指標です。
こちらについたチェックの合計数でスコアを算出し、以下のようにランクを認定いたします。
- ビギナー認定:認定スコア1~20点、1つ以上の取り組みをしている
- スタンダード認定:認定スコア21点〜60点、積極的にD&Iに取り組んでいる
- アドバンス認定:認定スコア61点〜80点、D&Iについて⽇本社会をリードする先進的な取り組みをしている
- ベストワークプレイス認定:認定スコア81点〜100点、国際的にもD&Iを先進的に推し進めている
さらに認定スコアが61点以上で、特に秀でた取り組みをしている企業最⼤16社(4つの部⾨ごとに最⼤4社)を選
出し、追加のアワード審査を⾏います。
アワード審査
認定スコア61点以上(Advanced認定以上)の認定企業の中から、応募フォームの自由記述欄にて特に秀でた取り組み・独自の取り組みを紹介していただいた企業を、「アワード審査対象企業」として選出します。
なお、企業の選出は以下の4つの部⾨から、それぞれ最大4社ずつとなります。
- 大企業部⾨:従業員301⼈以上の企業
- 中小企業部⾨:従業員300⼈以下の企業
- 地⽅企業部⾨:東京、神奈川、⼤阪、愛知以外に本社を置く企業
- スタートアップ企業部⾨:設⽴から10年以内の企業
上記に選ばれた最大16社には、応募フォームで回答いただいた内容の事実確認を行い、「アワードインデックス」をもとに審査をいたします。その後、審査委員会での審議を経て「D&I アワード⼤賞(各部門より1社)」と「D&I アワード賞(各部門より3社)」の受賞企業を決定いたします。
トップインクルーシブカンパニー(TIC)賞】
こちらに応募していただいた企業には、JobRainbow独自の「インクルージョンサーベイ」を社内(全社員の70%以上の参加が条件)で実施していただき、その結果となる「インクルージョンスコア」をご提出いただきます。
このスコアがTIC賞応募企業の中で上位35%に入った企業には、「トップインクルーシブカンパニー賞」を授与いたします。
審査員
※画像左から順
- 白河桃子:相模女子大学大学院特任教授、昭和女子大学客員教授、ジャーナリスト
- 古山陽一:国際医療福祉大学成田看護学部専任講師、NPO団体「パパの育児・看護・介護支援センター」代表
- ライラ・カセム:一般社団法人シブヤフォントアートディレクター、東京大学共生のための国際哲学研究センター(UTCP)特任研究員
- 星賢人:株式会社JobRainbow 代表取締役、板橋区男女平等参画審議会委員
エントリー期間・応募方法等
- エントリー期間:2022年6⽉1⽇(⽔)〜2022年10⽉31⽇(⽉)
*結果発表は2022年12月、表彰式は2023年2月を予定しています - 応募方法:D&Iアワードウェブサイトの応募ページ ( https://diaward.jobrainbow.jp )よりExcelフォームをダウンロードし、必要事項を記⼊、応募受付⽤メールアドレスにフォームを添付してご送信いただきます。
- 費用:無料