就活中や職場で、カミングアウトってするべき?
LGBTQ+にとって、カミングアウトする/しない、するとして誰にするかは、悩ましいところ。カミングアウトすることは就活・就職後にんな影響があるのでしょうか。
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ダイバーシティとは?【企業・私たちにとっての意味】
ダイバーシティとは何か、ダイバーシティを活用した考え方についてご紹介します。
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「LGBTフレンドリー 」な企業ってどんな会社?
「LGBTフレンドリー」な企業とは何をしているのでしょう。差別禁止規定や福利厚生などの制度面から、だれでもトイレやパートナーシップ制度まで、JobRainbowだからこそわかる「LGBTフレンドリー」企業の実態についてお届けします。
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LGBTが職場で直面する10の困りごと
LGBTであることが、職探しにおいて問題や難しさに繋がることはあるのでしょうか。LGBTの方が就職活動で困ることの中から代表的なものを10項目紹介します。
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8月21日・9月4日に開催!「LGBTフレンドリー企業を創り出す!企画立案1dayインターン」に行くべき4つの理由
2021年8月21日・9月4日に開催する1DAYインターンシップに関する情報です。LGBTフレンドリー企業のダイバーシティ推進部と一緒に企画を立案する、おすすめのインターンシップです!
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日の丸交通のLGBT施策!トランスジェンダーが活躍する職場のつくり方
今回は、男性中心の業界というイメージが強いタクシー業界においてダイバーシティ経営を推進している日の丸交通で働く、トランスジェンダー女性の長本さん・Tさん、人事総務部の三木さんに話を伺った。
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LGBTについて面接官が全く知らないときの対処法
「LGBTなんて聞いたことない!」という人は最近になって非常に数が少なくなってきた。テレビや雑誌で当事者の悩みが知られるようになっただけでなく、カミングアウトして活躍する有名人が増えてきたことも、こ…
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国内最大級のLGBT+コミュニティ!EYアドバイザリー・アンド・コンサルティングが伝えたいこと──個の多様性を活かしたより良い社会の構築【ジョブレインボーLGBT仕事博2020】
「それぞれ個性や価値観を力に変え、個人の能力を最大化する」ことを目指して、本質的な取り組みを進めているEYアドバイザリー・アンド・コンサルティング。こちらの佐々木さん・中田さん・中山さんにお話を伺いました。
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【LGBTイベントスタッフ募集】ジョブレインボー LGBT仕事博2020を共に成功へ導く仲間を大募集!!
今回は全国の学生さんが直接、JobRainbowと関われる貴重な企画をご用意しました。日本最大規模のLGBTキャリアイベントで、自分の長所を活かして活躍してみませんか?
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リンクトイン・ジャパン株式会社に直撃!~前編~【LGBTフレンドリー企業インタビュー】
登録メンバーが世界で5億4千万人を超すビジネス特化型SNS、LinkedIn。日本だけでも200万人以上が利用しているこちらのサービスを支えるリンクトイン・ジャパン株式会社には、LGBT(レズビアン・ゲイ・バイセクシュアル・トランスジェンダーの頭文字をとった、セクシュアルマイノリティの総称)フレンドリーなだけに収まらない、限りないダイバーシティ実現への熱意があります。
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リンクトイン・ジャパン株式会社に直撃!~後編~【LGBTフレンドリー企業インタビュー】
LGBTフレンドリーな企業として知られる、リンクトイン・ジャパン株式会社の代表である村上さんと、LGBTの活躍を推進する石谷さんへのインタビュー、後編です。そもそも村上さんと石谷さんってどんな人?「キャリア」と「ダイバーシティ」が深くかかわっているって本当?→これらについて知ることが出来る前編を読むにはこちらをクリック!どうしてLinkedInに?~キーワードは「カルチャー」~―ご自身の個人的な経験が、こちらで働くうえで活きている、といったことは感じますか?石谷:先ほども少し言ったのですが、海外で自身がマイノリティだな、と思った経験があって。でもそういう時、「違い」に迎合する必要はなくて、大事なのは互いの「リスペクト」だと思うんです。では、大企業はそれが出来ているかと言うと、場合によっては、既存の考え方を変えるのが難しい、なんてこともあり得ます。LinkedInは、カルチャーも組織自体もダイバーシティに富んでいて、やり方や考え方は一人ひとり違うんですけど、「カルチャー」という「共通言語」がありますね。―では、ズバリ、LinkedInの「ここが一番の魅力だ」と思うところを教えてください。村上:一言で表すなら、「素晴らしいカルチャーがあるから働きやすい」ってところ……ですかね。石谷:企業や組織には、ミッション・バリュー・カルチャーがあると思うんですけど、それらをそのまま体現することは、実は難しいと思っていたんですね。でも、LinkedInに出会ったとき、それらがそのまま体現されている組織を初めて見て、感動したんです。私は入社する際、シドニー・シンガポール・東京各オフィスに行ったんですけど、驚いたのは「どの人と話しても同じLinkedInカルチャーを感じた」ってところなんです。純粋に同じものを共有できているのは素晴らしいなって。村上:多くの会社は、既存のカルチャーを変革すると、最初は勢いがあっても、数年で緩んできてしまう。昔の引力に引き戻されたり、そもそも最初から響いてない人もいたり。だからこそうちでは、採用の時からカルチャーフィットを最優先していて、複数の社員が、うちのカルチャーにフィットするかを見ています。採用された今だからこそわかるんですけどね、「ああ、これ見られてたんだな」って。でもそのおかげで、本当に今働きやすくて。働いていて楽しいからこそ、モチベーション、パフォーマンスも上がります。ジェフ(LinkedInCEO)が共感・シンパシーを大事にしていたり、「お前がダメだったら、雇った側の責任だ。だから過度に心配する必要はない」って僕に言ってくれたり、「ニューリーダーシップ」を体現していて。トップダウンではなくチームで盛り上げていく感じも、いわゆる「外資系」とは少し違うかもしれません。石谷:さっきのout@inやWomenatLinkedInみたいなグループは実は全部「やりたい」っていう興味・情熱がある人たちのボランティアなんですよ。そういう場合自然消滅してしまうことも多いと思いますが、うちでは成功しているんです。大企業では、ダイバーシティ実現のために「ダイバーシティ推進室」を設置するなどしています。ですが、そういったところには、ローテーションで人が来る、といったこともあり、仕事・組織としては機能しているけれど、従業員の心には響かない、みたいなことも多くて。興味のある人が自発的にやっていて、相乗効果を生み出している、ってところにやっぱりカルチャーを感じますね。―石谷さんがこちらに入られた決め手は何だったんですか?石谷:結局、カルチャーなんです。でも、転職の理由によくあるのが、いい会社だと思って入って後でがっかりしたから、っていうパターンだと思うんですけど、LinkedInはむしろ期待以上で。あと、面接では、正直その会社の深いところまではわからないじゃないですか。でもLinkedInは、面接のプロセスで深いところを教えようとしてくれてるなぁ、っていうのをすごく感じて。この会社が合うかどうか、っていうのを候補者にもフィットするか考えてほしいっていうのが表れているな、と。村上:どういう反応か、っていうところを結構見ていますね。前のめりに来てくれる人はやっぱりフィットする人が多いし、同じ船に乗れるかどうかっていうところは大事です。「色のない」SNS、LinkedIn―LinkedInにおいて、LGBTの方にとって使いやすいよう、工夫している点はありますか?村上:そういう意味だと、そもそも私たちは登録時にジェンダーの設定などをしていません。いわば、色を出していないんです、どういう人でも使いやすいプラットフォームであるために。―制限するのではなく、自由な場にする、ということですね。村上:はい、私たちはプラットフォーマーなので、なるべく多くの人が使いこなせるサービスにして、それぞれの思いで利用すればいい。面白い話があって、LinkedInにはフェイクニュースが少ないんですよ。LinkedInはビジネスをよりよくするためのプラットフォームで、ビジネスネットワーキングの場面では、個人の興味を煽るようなフェイクニュースに引っかかる人がいないわけです。ビジネスを前向きに発展させていくための議論の場として利用されていることの表れですね。―何もせずとも、引っかかる人がいない、と。村上:あと、LinkedInにはエディターのチームがありまして、その一人一人が各カテゴリーの「業界リーダー」をピックアップして、インフルエンサーになってもらうようお願いするというプログラムがあるんですね。こうして出来上がった記事は、うちでしか読めません。村上:あと、LinkedInにはエディターのチームがありまして、その一人一人が各カテゴリーの「業界リーダー」をピックアップして、インフルエンサーになってもらうようお願いするというプログラムがあるんですね。こうして出来上がった記事は、うちでしか読めません。LGBTの求職者に、これだけは言っておきたい!村上:結局、LGBTの求職者が一番不安なことって何ですかね?―当社が実施したアンケートの結果を見てみると、「自分らしく働きたいのに働けない」といった理由がLGBTの方の転職理由第1位ですね。昔は「我慢するのが当たり前」みたいな風潮もありましたし……。村上:確かに。僕のゲイの友人には、架空彼女のペルソナを持っている奴がいましたね、何年何月生まれ何座で……って。しかも、年を経るごとに経歴もアップデートされて、作家かよ、みたいな(笑)。でも、そうでもしないと馴染めない環境があった、というのもまた事実でした。だけど今の学生に言いたいのは、受け入れてくれる会社は、昔より確実に増えています。だから、その中から気に入った会社を選んでほしい。オープンに働けるなら、それに越したことはない、と僕は思います。カミングアウトしても変わらない……と思いきや、自由に意見を言えるようになって、働きやすくなった、というケースは多いので。あなたが「そのまま」で働ける会社を見つけてほしいです。石谷:自分も、LGBTとは少し違いますが、マイノリティとして働くということを考えたときに、「これだけは誰にも負けない」というものを持ちたいと思っていました。その後さらに留学したのも、勉強してその「武器」を見つけたかったからです。だからこそ、前の会社で金髪にしていた時も、極端な例ですが、もし「金髪をやめろ」と言われたら、「最悪この会社を辞めても世界のどこかでは生きていけるしなぁ」という思いでいました(笑)。村上:僕も、「ドラム叩いとけば、食ってはいけるだろう」って思ってましたね(笑)。石谷:組織にしがみつくべきではなくて、我慢のリミットに達したとき、あなたの個性が殺されそうになった時、「これがあるから他のところで生きていける」と言えるような武器を、何か一つ持っておくべきだと思います。自分が自分でいられる根拠になるものを、学生のうちから何か持てているといいのかな、と。村上:「ここは許せない」のラインを自分の中で決めることも重要。「ベスト」っていうのは本当に難しくて、「ベター」がどれくらい積み重なっているかが、居心地の良さのレベルを決める。だから、「ここだけは譲れない」っていうラインがわかっていれば、離れるかどうかの判断もできる。これからは労働人口も減って売り手市場になっていくからこそ、皆さんが企業を選べますよ。―売り手市場になりつつある現状は、私たちにとっても後押しになっているように感じます。村上:あと、現場に近い社員との交流を増やすべきです。人事の担当は、良くも悪くもプロだから、隙を見せないんですよ。なので、その人と話して「いい会社だな」と感じても、他の人の理解が浅かったりする。最近は、オフィスで食事会をする企業もありますし、そこで現場の人に訊いてみたいことをぶつけて反応見てみる、とかもいいと思います。ミスマッチを防ぐためには、割と重要じゃないですかね。LinkedInが抱える課題~「トランスフォーメーション」~―厳しい質問になるかもしれませんが、LinkedInとして、「ここを変えていかなくてはいけない」という部分はありますか?村上:もちろんあります。例えば、out@inも僕から見て全員が全員一定のレベルに達しているとは言い難いです。一般の会社に比べたら理解は深いんでしょうけど、うちにいてそれか、みたいな人もいます。なので、全体のLGBTについての理解のレベルはもう一段階引き上げたいですね。あと、個人としては熱がない、という人もやはりある程度はいます。その中でも、進んだ企業として、それぞれの分野で世の中に対するインパクトを残していく。それがリンクトイン・ジャパンの、そしてこのオフィスにおける僕の役割だとも思っています。―なるほど。会社だけでなく、村上さん自身の挑戦でもあるわけですね。村上:LinkedInカルチャーのトップにあるのは、「トランスフォーメーション」なんですよ。時代は変化していく中で、自分たちも変化していかないと良いサービスなんて提供できない。常に今がベスト、なんて一回も思ったことないです。よりよく、よりよく、と自分たちの「変革」を真剣に考え続けています。だから変な話、ウチからの転職も応援するんですよ。もちろんマネージャーとしては辛いんですけど、本人の「トランスフォーメーション」の中にキャリアチェンジは含まれているので、「いいチャレンジだ、いってこい」と応援することにしています。あと、そういう人は一皮むけて戻ってきたりもしますしね。―石谷さんは、LinkedInのこれからについてどうお考えですか?石谷:今リンクトイン・ジャパンはかなり面白い時期で、成長している真っ最中なんです。組織って一度大きくなると、ビジネスがダメにならない限り小さくはならない。なので、この時期は二度とないんです。幼少期だからこそあるわくわく感、みたいなものですかね。ビジネスが成長していく過程を目の当たりにできているのは楽しいです。でも、組織が大きくなっていくと、当然色んな人が増えていくわけで。その中でトランスフォーメーションを続けながらカルチャーを保っていけるのか、というのは面白いチャレンジだと思ってます。LinkedInの求める人材~求職者必見!~―では最後に、LinkedInとして「こんな人に来てほしい」というのを教えてください。村上:今は即戦力の経験者採用に力を入れています。営業・ライターなど全方位的に募集しています。今に限れば、バイリンガルの人しか募集はしていないんですけど、うん、やっぱり英語はやっといて損ないよ、っていうのは求職者に言っておきたいですね。その分チャンスが増えるので。英語話者の市場における価値はまだあるんで、もうひと頑張りした方がいいですね……あ、これは自分に言い聞かせてます。シンガポール英語、インド英語みたいに、英語自体も多様なので……留学しておけばよかったなあ(笑)。―ありがとうございました!*本記事は、実際のインタビューの内容を基にして再構成しています。
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なぜEYはダイバーシティ&インクルージョンに取り組むのか 【EYインタビュー前編】
EYは企業が抱えるさまざまな課題を最先端かつグローバルな視点から解決してきたプロフェッショナルファーム。構成員一人ひとりが能力を最大限に発揮し高い成果を上げてきた実績があります。その秘訣はダイバーシティ&インクルーシブネス(D&I)。EYJapanで人事としてD&Iを担当する安藤さんにお話しを伺いました。
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東京スター銀行はなぜLGBTに取り組むのか、人事に直撃インタビュー!
株式会社東京スター銀行の、LGBT(レズビアン・ゲイ・バイセクシュアル・トランスジェンダーなど性的マイノリティの総称)への取り組みについて、JobRainbowライターがインタビューに行ってきました!
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なぜEYは活躍するLGBTリーダーを輩出できるのか 【EYインタビュー後編】
はじめに前編ではEYのダイバーシティ全体とLGBTへの取り組みについて伺った。EYJapanではLGBTの構成員(※)がFinancialTimes誌『LGBT未来の指導者30人』に選ばれるなど、日本のLGBT活動を社内だけでなく社外にまで広げているリーダーが非常に多い。今回はなぜEYには活躍するLGBTの構成員が多いのか、社内LGBTコミュニティ「Unity」の日本代表でLGBT系NPOの理事も務める川村さん、自らもゲイとしてUnityのエグゼクティブ・スポンサーも務めるデピュティ・エリア・マネージング・パートナー貴田さんを中心にお話を伺った。EYを選んだ理由面接でのカミングアウトも、自然な対応--川村さんはなぜEYを選んだのか川村:私はもともと日系大手製造業の法務部で働いていて、EYには中途で入社しました。EYで働いている大学時代の友人から、コンサルティング業務が拡大中ということで声がかかり、面接をしたのがきっかけです。職務経歴書にはNPOでLGBTを支援する活動をしていたことを書いていましたが、面接の中で「なぜこのNPOに入ったのですか?」との質問があったので、カミングアウトするならこのタイミングしかないと、自分もLGBTの一人、レズビアンであることを話しました。もちろん言うべきか少し悩んだ部分もあります。そもそも女性に対して結婚や家庭について面接時に質問をするのはNGという認識が広まっているおかげで、それまで特にカミングアウトをしなくてはならない質問もなかったのですが、当時の仕事にも満足しており、「これで受け入れられなかったら、転職しなくてもよい」という気持ちも後押しになり、カミングアウトをしました。自分はLGBTの一員として社会課題を解決しようと思っていると話したところ、「ああ、そういう経緯なんですね」とそれだけで終わってしまったんです。ぎょっとされるのではないかなどと色々想像はしていたのですが、ここではこういう感じなんだと、EYの雰囲気を感じ取れた瞬間でもありました。私は、ゆくゆくは、個々のセクシュアリティはO型であるとか、東京都出身であるとか、自分の何かしらの属性のひとつとして、個性として扱われるようになるといいなと考えています。ですので、とりたててセクシュアリティに触れるのではなく、自然な反応をもらえた時は嬉しかったですし、ここなら仕事ができないのはレズビアンだから、セクシュアル・マイノリティーだからなどと、レッテルを貼られることなく、自分らしく働けると思い、入社を決めました。--前職はLGBTフレンドリーな環境だったか川村:日系製造業ということで、社内文化はとても伝統的な日本の会社でした。「父親がいて、母親がいて、子供がいて、持ち家があって」というのが福利厚生等のモデルとなっていて、周りの人たちはみんなそこを目指している。自分はそういった家族像にはフィットしないため、なんとなく除け者にされているように感じていました。アメリカでも早くからLGBTに取り組んでいたEY--貴田さんはなぜEYを選んだのか貴田:私は8歳の頃から両親の仕事の関係で、これまで40年近くを海外で過ごしてきました。もともとアメリカのEYで採用されているため、日本にはEYJapanのデピュティ・エリア・マネージング・パートナーに昨年就任したことがきっかけで帰国しました。12歳の頃に自分がゲイであることに気付き、カミングアウトをしたのが16歳の頃、就活はアメリカの大学を卒業する1995年ぐらいにしていました。当時はアメリカでもダイバーシティが進んでいる企業は少なかったのですが、LGBT向けの本屋さんに行ったところ1冊だけそうした企業のダイバーシティへの取り組みについて調査したものがあるのを見つけました。当時会計士を目指していたため、会計事務所の中でどこが一番多様性を尊重しているのかと見てみると、EYだけがLGBT関係の社内ポリシーが整っていました。ダイバーシティに関するアンケートにも唯一全ての質問に回答しているなど、真摯な姿勢に胸をうたれEYに入社を決めたのがきっかけです。LGBTは当たり前の存在--社内でのカミングアウトの範囲は?川村:基本的にはオープンにしており、一緒に働いている人、チームの人は知っています。ただ特に初対面から「私はレズビアンです」と言うのもおかしいので、誰かれ構わず伝えているというわけではありません。なのでまだ一緒に働きはじめたばかりの人と家族の話になった時に、とっさに言うべきかな?と答えに迷っているうちに次の話題になり、タイミングを逃してしまうこともあります。また、チームは非常にインターナショナルで、そもそもLGBTという存在が身近な環境で育っている人も多く、自然に接してもらえています。また東京レインボープライドに出展した時もチームの人が来てくれ、当たり前のものとしてサポートしてくれているのを見たときはとても嬉しく思いました。貴田:ゲイであることは社内でも社外でもオープンにしています。社外のLGBT関連のイベントに登壇したり、社内では最近イントラネットにてインタビューが載ったこともあり、殆どの方が知っているのではないでしょうか。川村:貴田さんのインタビューは6月1日に日本語と英語両方で出したのですが、かなり熱のこもった超大作になってしまいました。しかし、社内のカミングアウトしているLGBT当事者も、そうでない当事者も勇気付けられるものにしたいという想いから、無理をいってそのまま出してもらい、結果として約7000人の構成員のうち10%近い600人の方に読んでもらえました。社内のLGBTのメンバーから、勇気づけられた、こういった話が読めてよかった、という声を聞いたときは、掲載してよかったと胸が熱くなりました。LGBTコミュニティUnityについて--Unityとは貴田:UnityはEYのグローバルなLGBTAネットワークで、LGBTといったセクシュアル・マイノリティーと、アライ(LGBTを理解し支援する人)の構成員の有志によって成り立っている組織です。日本ではUnityJapanとして活動しています。もともとbEYondと呼ばれるアメリカのLGBTAネットワークが2002年頃米国において公式に作られたのがはじまりです。その頃は今の日本と似ていて、サンフランシスコなど一部の都市でドメスティックパートナーシップ条例(同性パートナーに一定の権利を認める条例)が整い始めた時期でした。米国のEYではbEYond設立とともに更なる制度整備を進めており、この頃を境に、私自身も社内で完全にカミングアウトしました。bEYondの設立当初はアメリカ主体の組織でしたが、同じようなグループがイギリスなど他のEYの拠点で作られ、EY特有なグローバルネットワークを活用し、全世界ベースで統一した目標を目指そう、という事から2009年にUnityという名でグローバルなLGBTAネットワークを作りました。UnityJapanもその頃から始まっています。--LGBTとしてUnityがあってよかったなと感じることはあるか川村:LGBT特有の悩みを同年代で共有できたり、若手がLGBTの先輩の構成員に相談できるネットワークとなっているのが、セーフティネットの機能として安心できる点だと思います。さらには、普段仕事をしているだけではなかなか他部署や他メンバーファームの方と知り合うことはないのですが、Unityを通して、上下の関係や、部署を横断した横の関係、そして年代問わずあらゆる垣根を超えて多くの方と交流を持てるのは、実際業務にも役立っていますし、個人的にもとても楽しいです。--相談しやすい環境か川村:もちろんお互いに知っていれば個別に相談をしたり受けたりもしますが、Unityに参加せずカミングアウトしていないLGBTの構成員も相談や問い合わせができるように、プライベート・メールボックス(社内相談窓口)を運営しています。実際に私や、貴田さん、ダイバーシティ担当の安藤さんにも直接相談が行くこともあります。アウティングが起きないよう、個人情報は厳重に扱い、本人の許可なく公開されることは絶対にありませんので、安心して利用できるようになっています。貴田:実際に私のところにも相談が来ていて、直接会ってお話を聞くこともあります。相談をしてくれることは非常に嬉しいです。今後の取り組みについてLGBTの若者へのメッセージ動画を撮影した東京レインボープライド2017--東京レインボープライドでのメッセージ撮影企画はどのようにはじまったのか川村:10年ほど前の米国においてLGBTの青少年に対してのいじめや自殺が報道されたのがきっかけでItgetsbetterというキャンペーンが始まりました。EYでは、より良い社会の構築を理念としているため、Itgetsbetterのキャンペーンを通じてビデオ発信することとなり、そのビデオを通じてグローバル・ヴァイス・チェアのベス・ブルックがカミングアウトし、大きな反響を受けました。EYJapanでも世の中にメッセージを伝えることで、少しでもLGBTの若者に希望を持ってもらえるようにと企画がはじまりました。日本では多くの社会人にとって、カミングアウトして働くことは容易ではありません。実際にLGBTの学生は自分の将来に対して不安を持っている方が殆どです。そこで、希望を持ってもらいたいという願いをこめて、メッセージを動画で伝えようと企画しました。東京レインボープライドでは、参加者の方々にもご協力をいただき、若者に向けて働くことへの応援メッセージを撮影させていただきました。LGBTの構成員が100%、120%のパフォーマンスを発揮できるよう--Unityとして今後していきたいことは?川村:非常に多くの方にEYのLGBTへの取り組みについて知っていただき、社外に対しての活動も実を結びつつありますが、今後は社内の啓発活動にもより一層力を入れていこうとしています。オープンにしているUnityメンバーの職場環境は非常に良いという方ばかりですが、完全にクローゼットな方がいた場合、その方にとって本当に快適な職場環境なのかというと、必ずしもYesとは言い切れない部分もあります。女性に対するセクハラも、草の根的に、ローラーで潰すように無くしていくことに時間がかかっているように、LGBTに関しても一人ずつ理解を醸成していくことは非常に時間がかかることです。ただ、不可能ではない、やれないことではないと、少しずつ進めています。LGBTの構成員が自分自身の一部であるセクシュアリティを家に置いて、異性愛者のふりをしていかなくても済むような、それによって会社で100%、120%のパフォーマンスを発揮できるような職場を作りたいと思っています。--川村さんが個人として取り組みたいことは?川村:Unityを通じてやりたいことは殆どやらせてもらっていますが、まずは今の気持ちの良い職場環境を世の中に沢山生み出していきたいです。また、ずっとドメスティックな環境にいる方であるほど、私が当事者であることを伝えると、逆に気を使われすぎてしまうことがあり、例えば家族や恋人の話を私だけ振られなかったりと、理解があってもコミュニケーションに戸惑っていらっしゃる場合があります。私としてはそこの部分まで気兼ねなくコミュニケーションできるような社会をつくりたいです。日本ではLGBTとのコミュニケーションの仕方がわからない人が多い?--貴田さんが個人として取り組みたいことは?貴田:海外とは違って、日本の仕事場ではあまり家庭の話が出にくいことが原因かと思います。例えばアメリカの職場では週末が明け、職場に戻ると「How[…]
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アイエスエフネットが取り組むダイバーシティ(前編)〜社長インタビュー〜
今回は、日本で現在の様にダイバーシティという言葉が一般的になる前から多様性のあるインクルーシブな組織づくりに取り組んでいる株式会社アイエスエフネットの代表取締役渡邉さんにJobRainbowインターンのヒロがインタビューをしました。
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dely堀江が考える、LGBT社員との向き合い方。人間には「個性」がある。そう考えれば、人間なんてみんな一人一人マイノリティじゃないか。
2014年に設立されたdely株式会社は、日本最大のレシピ動画サービスのkurashiru(以下、クラシル)を提供しています。クラシルはサービス開始から約2年で、21,000本のレシピ動画・290万人のSNSフォロワー・1,400万のアプリDLを有しております。今回は、そんなdelyの代表堀江さんと、ゲイ社員のタケマルさんに「LGBT社員との向き合い方」について、インタビューを行いました。
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SBモバイルサービスのLGBT採用〜当事者社員にもインタビュー!ほんとうにLGBTが笑顔で働ける職場がここにある
2014年1月に設立されたSBモバイルサービス株式会社は、2018年5月よりichoose(現JobRainbow)を利用して、LGBTの方へ向けた採用広報に取り組んでいます。今回は、そんなSBモバイルサービスの東京ケアセンターの大塚さん、実際に採用され、8月より働いている下村さん、Sさんにお話を伺ってきました。
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freee株式会社がLGBTフレンドリーな理由!JobRainbowから入社したトランスジェンダーのローラさんにインタビュー! 〜LGBTは特別なことじゃない〜
2012年7月に設立されたfreee(フリー)株式会社。「スモールビジネスを、世界の主役に。」をミッションに掲げ、「クラウド会計ソフトfreee」の開発や、会社設立に必要な書類作りを5分で可能にする無料サービス「会社設立freee」の提供を行っている。今回は人事採用本部リクルーティングマネージャーであり、社内でレズビアンであることをカミングアウトした吉村美音さん、ichoose(現JobRainbow)を通して入社し現在は総務部で働くMtFのトランスジェンダー、ローラ・ウェイクフィールドさんにお話を伺った。
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カミングアウトできる環境!ダイバーシティを推進するウェブリオ~ここで働くLGBT当事者インタビュー~
2005年の創業のウェブリオは、インターネット辞書サービスを主力に展開する会社です。のようなウェブリオはダイバーシティにも積極的で、社員の中にもたくさんのLGBT当事者がいます。「そんな環境なら安心して働ける」と思えるウェブリオの中から、当事者であり、来年度入社予定、内定者インターン中のMさんにお話を伺いました。
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LGBT研修とは?【企業・団体の取り組みまとめ】
LGBT研修とは?LGBTに関する基礎的な知識を知っていただいた後に、実際のケーススタディの紹介、それを用いてのグループワークを行います。ただ情報を摂取することはインターネットでも可能ですが、実際に頭を使って考え、アウトプットする体験は、今後の参加者の皆さんの意識面において変化をもたらすきっかけになると信じています。
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