ドラァグ・クイーンの読み聞かせイベントに学生団体が抗議、代表者のウィルソン氏は翌日に自殺か ブリスベン

ライター: JobRainbow編集部
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昨日、ブリスベンの図書館で実施された、ドラァグクイーンによる絵本読み聞かせイベント『ドラァグストーリータイム』にて、学生団体 Unibersity of Queensland’s Liberal National Club(UQLNC)が乱入、「ドラァグクイーンは子供のためじゃない(”drag queens are not for kids”)」とドラァグクイーンを囲んで叫ぶ様子が、メディアで取り上げられました。

動画は、各種SNSなどで拡散され、多数の非難が寄せられていましたが、事件翌日の朝、この学生団体のリーダーだった男子学生ウィルソン・ギャビン氏が自殺をしたことが報道されました。

イベントに参加していたドラァグクイーン、 Diamond Good-Rimは、この自殺報道を受け、「今日のニュースに深く悲しんでいる」とコメント。

『ドラァグストーリータイム』を主催した団体、レインボーファミリーも「私たちはこのニュースに深く悲しみ、彼の家族にお悔みを申し上げます」と語りました。

抗議活動が行われた『ドラァグストーリータイム』に参加していた親たちは、

「私の子供たちはショックを受け、混乱し、ただ怖がっていました。娘は私に寄り添って泣き始めました」

「ほとんどの子供は5歳以下でした。これらのLGBTに対する差別を人生で初めて目の当たりにし、怒っていました。」

と、子供達が恐怖から泣いていた様子のことを話しています。

いくつかのビデオの中では、抗議を見ている少女が「何が悪いの?」と尋ねており、大人達が「時々、人は意地悪になるんだよ」と答えている様子も映っています。

抗議活動を行った学生団体が所属する、クイーンズランド大学の広報は、

「相互尊重と多様性は、大学の中心的価値。こうした時代に、誰もが思いやりを示せることを願っています。」

と声明を出しました。

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