みんな知ってるあの大学も? 企業だけではない!LGBTフレンドリーな大学5選
LGBT(レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダーといわれる性的マイノリティーの総称のひとつ)を取り巻く環境は日々変わっていきます。
2018年7月にはお茶の水女子大学が、性自認が女性であるトランスジェンダーを2020年度入学試験から受け入れることを発表し、大きな話題を呼びました。
4年間という長い大学生活、より過ごしやすい環境でキャンパスライフを送りたい…! 通称名の使用を認めている学校、誰でも使えるトイレを設置している学校など厳選した5校をご紹介します! 進路に悩んでいる方、必読です!
国際基督教大学
東京都三鷹市にある国際基督教大学、通称ICUは米国型リベラル・アーツ教育を行っており、31の専攻の中から2つまでを自分の主専攻として学習することができます。
そんなICUは、2003年、他の大学に先駆けて戸籍と異なる性別・名前の学内での使用を認め、2015年には学生寮に性別を問わないフロアを設けるなど常に先進的な取り組みを見せています。
またジェンダー研究センター主催によるワークショップや読書会、ふわカフェというお話会まで多くのイベントが開催されています。
- 通称名の使用 可
- だれでもトイレ 有
- 更衣室の配慮 有(要相談)
国際基督教大学ホームページ
https://www.icu.ac.jp/
国際基督教大学ジェンダー研究センターホームページ
http://subsite.icu.ac.jp/cgs/
早稲田大学
私学の雄として名高い、早稲田大学。歴史あるこの学校では、学生の発案によってスチューデントダイバーシティーセンター内にGSセンターが設けられています。
センター内には臨床心理士の資格を持つ専門職員が配属されており、LGBTに関する書籍を扱う図書室もあります。
またキャンパス内のだれでもトイレに『ALL GENDER』の表示の設置、啓発活動として『WASEDA LGBT ALLY WEEK』の開催があり、関心の高さがうかがえます。
- 通称名の使用 可
- だれでもトイレ 有
- 更衣室の配慮 有(健康診断が着衣で受診可能)
龍谷大学
龍谷大学は京都市伏見区にある仏教系の大学です。
この大学ならではの取り組みとして、LGBT当事者である卒業生による講演会の定期開催が挙げられます。
また、2018年7月には「大学生のためのLGBTQサバイバルブックVol.1『先輩たちのライフストーリーズ』」が作成されました。
自らの悩みと向き合ってきた先輩たちのお話を聞けるチャンスがあること、とても心強いですよね。
- 通称名の使用 明記なし
- だれでもトイレ 有
- 更衣室の配慮 有(健康診断時)
龍谷大学ホームページ
https://www.ryukoku.ac.jp/
龍谷大学ホームページ内「性的志向、性自認に関する本学の取り組みについて」
https://www.ryukoku.ac.jp/shukyo/committee/sexual_minority.html
名古屋大学
名古屋大学は名古屋市千種区にある国立大学です。
キャンパス内には大学と公益財団法人東海ジェンダー研究所によって創設された日本初のジェンダー専門図書館・ジェンダーリサーチライブラリーがあり、関連書籍が多く備わっています。
またライブラリーにはだれでもトイレが設置されています。
- 通称名の使用 明記なし
- だれでもトイレ 有
- 更衣室の配慮 明記なし
名古屋大学ホームページ
http://www.nagoya-u.ac.jp/
名古屋大学ジェンダー・リサーチ・ライブラリーホームページ
http://www.grl.kyodo-sankaku.provost.nagoya-u.ac.jp/
山口大学
山口大学は山口市にある国立大学です。
ある学部棟では各階にだれでもトイレが設置されており、学生も、教授も文字通りだれでも利用しているようです。(学部4年生談)
またダイバーシティ推進室主催のシンポジウム、副学長室での「ダイバーシティあれこれカフェタイム」など様々な取り組みが行われています。
- 通称名の使用 明記なし
- だれでもトイレ 有
- 更衣室の配慮 明記なし
山口大学ホームページ
http://www.yamaguchi-u.ac.jp/
山口大学ダイバーシティ推進室ホームページ
http://www.yamaguchi-u.ac.jp/diversity.html?revision=0
おわりに
各大学のダイバーシティに対する取り組みは少しずつ広がりを見せています。
今回ご紹介したところ以外にも、だれでもトイレを設置しているところ、通称名の使用を認めているところがあります。
ご自身の気になる大学についてもぜひ調べてみてください。そして今回ご紹介した5校を含めて、その情報が確かなのかを自分の目でも確かめてみてほしいです。
また各大学に在籍している学生が主体となって運営されているLGBTサークルも数多く存在しています。
行ってみたい!と思うところにそういった組織があるのか、あわせてチェックしてみるといいかもしれませんね。