【学生ライター発掘プロジェクト⑥】私の大学のLGBTへの取り組み〜関西学院大学編〜【永江 春輝】
本コラムは、LGBTQ+のライフとキャリアを支えるJobRainbow MAGAZINE主催「JobRainbow学生ライター発掘プロジェクト!」でご応募いただいたコラムとなっております。
永江 春輝さん、ありがとうございました。
本記事は、兵庫県西宮、三田市にある関西学院大学の各キャンパスにて、2013年から毎年開催されている「関学レインボーウィーク」について取り上げます。
この記事を通して、他大学においても、LGBTへの取り組みが始まる契機に繋がれば幸いです。
自分の大学でもLGBTに関する取り組みを始めたい大学生や、LGBTフレンドリーな大学に進学したい高校生の方は必読です!
「関学レインボーウィーク」とは?
簡潔に表すと、「性的少数者などの多様性をキャンパス全体で考える一週間」です。
関西学院大学では、2013年度より毎年「IDAHOT(国際反ホモフォビア・反トランスフォビア)の日」(5月17日、世界130ヵ国以上で「多様な性」について考えるアクションや集まりが期待されている日)の近くの週に開催しています。
今年(2019年)で7回目を迎え、関西学院大学の西宮上ケ原、西宮聖和、神戸三田の3キャンパスで実施されています。
第7回(2019年)のテーマは、「This is Me:私を束ねないで~『私らしさ・あなたらしさ』を大切にできるキャンパスをつくりたい!」でした。
具体的にどんなことをしているのか
映画上映会やLGBT関連図書の展示のほか、パネル展、交流会、パネルディスカッション、人権問題講演会などが実施されています。
こうした期間中のさまざまなイベントを通して、誰にとってもいきやすい大学を目指し、学生・教職員の1人ひとりが考える契機になっています 。
最後に
上記で述べた「関学レインボーウィーク」の他にも、関西学院大学では、さまざまな取り組みが実施されています。以下に3つに絞り、取り組みを紹介します。
- 全学開講の総合コースにて、「セクシュアリティと人権」を設け、どの学部の学生であっても、多様なセクシュアリティを学ぶことができること。
- 学生たちが自分らしく振る舞える居場所の提供として、当事者と非当事者が週に数回、一緒にランチを食べながら同じ時間を過ごす「ランチ会」を開催していること。
- 新任の教職員に対して実施される「人権研修」にて、多様なセクシュアルティの尊重について触れること。
いかがだったでしょうか。さて、関西学院大学では、来年も引き続き、「レインボーウィーク」を開催します。
※実施予定日:2020年5月11日(月)~15日(金)
ぜひ、お近くの皆様は、足を運んでいただき、肌で感じ取っていただければ幸いです。
JobRainbow編集部より
関西学院大学に在学している永江さんだからこそ注目できたテーマのコラム、ありがとうございました!
コラムを通じて「関学レインボーウィーク」に興味を抱いた方は、5月11日(月)から15日(金)を空けておくしかありませんね!
「JobRainbow学生ライター発掘プロジェクト!」のコラム⑦はこちら→【学生ライター発掘プロジェクト⑦】開けっ広げなカミングアウト~こういうのもアリじゃないですか?~【緑川マコト】