【LGBTとカードってなんの関係があるの?】同性パートナー対象のサービスがあるクレジットカード 4選

ライター: JobRainbow編集部
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最近、急激にキャッシュレス化が進み、もはや必携と言っても過言ではないクレジットカード。1枚は持っておくと安心です。

ただ、クレジットカードといっても、最近は種類がありすぎて、どれがいいのかよくわかりませんよね。

また、同性パートナーがいる方にとって情報を得づらいけれど気になるのが、同性パートナーに「家族カード」が作れるのか、その他のサービスにおいて家族として扱ってもらえるのか(三井住友カードのサイトによると、「家族カード」とは、最初にカード審査に通ったカード会員がいればその家族もクレジットカードを使うことができるサービスで、カード料金は同じ口座から引き出されます)。

そこで今回は、クレジットカードをどこで作ればいいのか迷っている方に向けて、特にお勧めするカード4種類の情報を、同性パートナーに対するサービス重視でまとめてみました。同性のパートナーがいる人は必見です!

注目ポイント

カードを作る際、基準とする点は人それぞれ。

ですが多くの人は、カードの費用対効果や特典が一番気になるのではないでしょうか。

加えて、この記事をご覧になっている皆さんは、特に「同性パートナーに対して家族カードが作れるの?」「家族向けのサービスを同性パートナーにも適用できるの?」という点も気になるところでしょう。

そこで、今回は、

  • ・同性パートナーについて
  • ・年会費
  • ・ポイント還元率
  • ・海外旅行時のサービス・特典

の4つのポイントに注目してカードをご紹介します。

おすすめカード

1. 楽天カード

楽天カードの画像
楽天カード公式サイトより

CMが特徴的な楽天カードですが、サービスが充実していることで有名です。随時入会キャンペーンも行っているようなので、サイトをチェックしてみてください。

1.1 同性パートナーに対して

生計を同一にするパートナーなら家族カードが作成可能で、特に書類は必要ありません。

事実婚をしている異性カップル同性パートナーシップ条例がない自治体に住む方をはじめ、様々な理由でパートナーシップの書類等を用意できない方も簡単に家族カードを作ることができるのは、ありがたいポイントですね。

LGBTだけではなく、事実婚の異性カップルも特別な事前連絡が不要なので発行しやすいカードです。

1.2 年会費

永年無料です。

1.3 ポイント

楽天スーパーポイントが100円のお買い物ごとに1ポイントがたまります。

楽天ポイントが使えるお店の一覧はこちら。かなり多くのお店で利用できることがわかります。1ポイントは1円として換算され、上記の店舗や、楽天グループ(楽天市場・楽天ブックス等)の各サービス利用の際に使うことができます。

1.4 海外旅行

海外旅行時、現地の現金が必要になったときでも、楽天カードなら両替の手間なく最大24時間現地の通貨を引き出すことができます。
また、「自宅から出発空港までの交通費」あるいは「海外旅行代金」を楽天カードで支払っていれば、傷害保険が適用されます。

1.5 楽天カードの注目ポイント

楽天カードの特徴は、なんといってもポイント還元率の高さ、また楽天ポイントの普及率にあります。

ありとあらゆるお買い物シーンでポイントが貯まり、多くの店でポイントが使えます。楽天は通販でも有名ですが、そこでは高い還元率でポイントが貯まるため、楽天の通販、サービスをよく利用する方にはおすすめのカードです。

2. アメリカン・エキスプレス・カード

アメリカン・エキスプレス・カードの画像
アメックス日本公式サイトより

誰もが一度は見たことのある、アメリカン・エキスプレス・カード(通称アメックス)。おしゃれでかっこいいカードデザインが印象的です。年会費がかかるカードですが、その分サービスがかなり充実しています。

2.1 同性パートナーに対して

アメリカン・エキスプレス・カードは家族の定義がかなり広く、生計を別居中のパートナーや、いわゆる「育ての親」でもカード発行が可能なようです。

同性パートナーに対しても、書類を必要とすることなく家族カードが発行可能です。

2.2 年会費

年12000円(家族カード6000円)(消費税が別途かかります)

2.3 ポイント

毎日のお買い物にアメリカン・エキスプレス・カードを利用すると、100円につき1ポイント貯まります。貯まったポイントは、支払いに利用できるだけでなく、マイルや提携ポイントへの移行も可能です。

ポイント移行の提携先はこちらのページでご覧いただけます。Tポイント、amazonギフト券だけでなく、ホテルや航空会社との提携が豊富です。

2.4 海外旅行

会員限定の旅行予約サイトを利用可能です。優待料金や特別サービスの案内も行っているようです。また、専用デスクがH.I.S.内に設置されており、電話一本で国内旅行を手配できます。

加えて、海外旅行の出発・帰国時に、スーツケース1個を無料で配送してくれるサービスがあるほか、国内外29の空港ラウンジを無料で利用することができます。

海外携帯電話のレンタル優待・24時間日本語でサポートを受けられるホットライン、5000万円までの海外旅行傷害保険が用意されているなど、海外旅行に関してはかなり手厚いフォローがあります(保険は、航空機のチケット、パッケージツアー代金をカードで支払うことが条件です)。

2.5 アメリカン・エキスプレス・カードの注目ポイント

アメリカン・エキスプレス・カードは、年会費はかかりますが、以上で紹介したように海外旅行の際のサービスが非常に充実しています。近年では、海外旅行だけでなく、国内旅行の際のサービス(ラウンジ仕様無料等)も充実しているようです。

よく旅行に行かれる方にはオススメの1枚です。

3. ANAカード

ANAカードの画像
ANAマイレージクラブ公式サイトより

3.1 同性パートナーに対して

公式サイトによると、ANAカードでは同性パートナーに家族カードを発行することはできません

しかし、その代わりANAカードは同性パートナーもANAカードファミリーマイルの家族会員として登録できます(登録の際は自治体などで発行されるパートナーシップ証明書の提出が必要です)。

ファミリーマイルの家族会員となると、それぞれが貯めたマイルを合算して、使いたいときに使いたい分だけ使うことができて非常に便利です。

ANAでは他に同性パートナーを登録できるサービスとして、特典利用者登録、ANAマイレージクラブ ファミリーアカウントサービスなどが用意されています。

3.2 年会費

初年度無料

2年目以降 本会員2000円、家族カード1000円(税別)

3.3 ポイント

入会・継続で1000マイルが貯まります。

日々のお買い物では1000円で5マイル、ANA航空券の購入で100円につき1.5マイル、搭乗ボーナスマイルが10%の割合で貯まります。

3.4 海外旅行

海外旅行には、最高1000万円の旅行傷害保険が付きます。

また、海外におけるショッピングでのガード保険も最大100万円保証。

3.5 ANAカードの注目ポイント

ANAカードは、やはりANAの利用がかなりお得になります。

航空券の購入での高いポイント還元率のほか、ANA機内販売や、ANAの免税店でのお買い物が10%割引や5%割引になるなど、プライベートや仕事でANAをよく利用する方には嬉しいサービスのついたカードです。

4. マネックスセゾンカード

マネックス社のロゴ画像
セゾンカード公式サイトより

4.1 同性パートナーに対して

マネックスセゾンカードには家族カードがそもそもありません。

ですが、2017年12月から、LGBTカップル向けのパートナー口座サービスを開始しています。

これは、カップル2人が1つの口座を開設し、2人のクレジットカードの引き落とし口座をこの口座に指定することができるというサービスです。2人それぞれの銀行口座から入金が可能です。

口座を開設すると、マネックス証券から「パートナーシップ認定書」を受け取ることができるのも嬉しいですね。

4.2 年会費

永久無料

4.3 ポイント

1000円ごとのお買い物で、1ポイント、永久不滅ポイントが貯まります。

ネット通販なら、提携店によっては最大30倍の永久不滅ポイントがたまることになり、非常にネット通販にお得なカードだと言えます。

永久不滅ポイントはマイル等、提携ポイントと交換も可能です。

また、マネックスの口座での投資の取引の際にたまるマネックスポイントも、永久不滅ポイント等と変換可能です。

4.4 海外旅行

海外旅行保険などはありません。
しかし、海外旅行の際、現地レストランの予約から緊急時まで、「セゾンツアーデスク」によるサポートを利用できます。

4.5 マネックスセゾンカードの注目ポイント

マネックスセゾンカードは、マネックス証券のキャッシュカードと、セゾンのクレジットカードが一体になっている点が特徴です。
カード支払いもATMから現金を引き出すこともできてしまう万能カードです。

また、投資信託購入時に通常の3倍のマネックスポイントが付いてくる点も魅力です。

おわりに

現在、クレジットカードサービスは数え切れないほど存在しますが、法律上婚姻関係にある人に対しても、「家族カード」を展開している会社は限られています。同性パートナーに対するサービスを展開している会社はなおさら少ないのが現状です。

しかし、そんな中でも、同性パートナーへの家族カードサービスを行っている会社はあります。家族カード以外のサービスも含めると、今回紹介した4社が、同性パートナー向けのサービスを始めています。

そうは言っても、4社はあまりにも少ない、と感じた方もいらっしゃるでしょう。

ですが、各会社で同性パートナー向けのサービスを始めるところは増えつつあります。実際に、楽天カードとANAが同性パートナー向けのサービスを打ち出したのは2016年。それを追いかけるように、マネックスは2017年に同性カップル向けの口座サービスを開始しています。

LGBTフレンドリーな金融機関も増えつつある。クレジットカードに関連する同性カップル・パートナー向けサービスも、今後増えることを期待してもいいのではないでしょうか。

ここまで、同性パートナー向けの家族カードについて主にお伝えしてきました。

しかし、家族カードには「買い物履歴がパートナーにバレてしまう」「口座管理が難しい」というデメリットがあります。

カードは1枚だけしか所有できないということはありませんので、それぞれの用途に合わせてぴったりのカードを探してみてください。

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