沖縄のLGBTに関する取り組みについて【ピンクドット沖縄】

ライター: Natsune
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8月に入り、真夏の暑さが続いていますね。学生さんたちは夏休み真っ最中というところでしょうか。せっかくの夏休み、どこか遠出するという方も多いでしょう。社会人のみなさんの中にも、たまにはのんびり息抜きしたいと考えている方がいらっしゃると思います。

夏の定番の観光地といわれて思い浮かぶのは、南国リゾート気分を味わえる沖縄ですね。

実は、沖縄では9/1(日)に「ピンクドット沖縄」というLGBT(レズビアン・ゲイ・バイセクシュアル・トランスジェンダーの頭文字をとったセクシュアルマイノリティの総称)関連のイベントが開催されます。沖縄の海やグルメを楽しむついでに、このイベントに参加して、LGBTへの理解を深めつつ、他にはない思い出づくりをしてみてはいかがでしょうか。

この記事では、ピンクドット沖縄をはじめとする、沖縄のLGBTに関する取り組みを様々な側面から見ていきたいと思います。

ピンクドット沖縄とは?

PINKDOT OKINAWAホームページ

「ピンクドット沖縄」は、「すべての人がより生きやすい社会を」というテーマをもとに、LGBT当事者やその支援者(アライ)の人たちが県内外から一堂に会し、ピンクのものを身につけて思いを共有しつつ、メッセージを広く発信するためのイベントです。

沖縄といえば日本を代表とする観光地というイメージですが、当イベントでは、LGBTフレンドリーな沖縄、あらゆる人々が安心して訪れられる沖縄を目指して、アライやアライ企業を広く募って啓発活動を行っています。

もともとピンクドットは、2009年にシンガポールで始まり、その後、アメリカ、カナダ、香港など世界各地で開催されるようになりました。日本では2013年にはじめて沖縄で開催され、以来少しずつ参加者が増え続け、2017年には当初の800人の4倍、3,200人が参加する大規模なイベントになりました。2018年には、支援する企業や団体が100社を超え、ますます世間の注目を集めています。

2019年は7回目の開催となります。

サブテーマは「Marriage equality」。アジア初の台湾同性婚を実現させた呂欣潔さん、日本の同性婚実現を目指す弁護士の寺原真希子さん、女装パフォーマーとして有名なブルボンヌさんなど、たくさんの著名人が参加する予定です。

興味のある方、LGBTの支援をしてみたいという気持ちのある方、ぜひピンクの衣装をまとって参加してみてください。いろんな思いをもった人たちと交流でき、お祭り気分で盛り上がれるイベントです。

→PINKDOT OKINAWA(http://pinkdot-okinawa.com/

PINKDOT以外にもある沖縄のLGBTイベントや団体

沖縄には他にもこんなLGBT関連イベント、支援団体があります!

1. レインボーハートプロジェクトokinawa

このプロジェクトは、沖縄県内の学校や教職員・自治体職員の研修会、一般向けの講演会などによって、LGBT・性の多様性についてより多くの人に知ってもらい、あらゆる人たちの自己肯定感と多様性を尊重する心を育んでいくことを目標としています。

LGBT当事者である代表・竹内清文さんは、浦添市のLGBT電話相談もなさっており、琉球新報で「レインボーハート ゲイとして自分らしく生きる」というコラムも連載されています。

地元の学校の先生が多く参加するこのプロジェクトは、教職員や先生を目指す若者に向けたワークショップも開催していて、子どもたちにどのようにして性教育(LGBTや性の多様性など)について教えればよいのかということや、当事者に対する配慮の仕方などを一緒に考えてくれます。

→レインボーハートプロジェクトokinawa(https://rainbowheartprojectokinawa.com/

2. にじいろゆんたく会

これは、性的マイノリティの当事者やその家族、友人、性的マイノリティへの支援に興味がある人のための交流会です。沖縄市社会福祉協議会が開催しているイベントで、地域の福祉向上のための施策の一環として催されており、簡単なスイーツ作りなどを通して交流できる機会を提供しています。

→オキCityシャキョー.com(http://www.okicityshakyo.com/information/13970/

3. 沖縄LGBT支援アライ事務局NINJIN

当団体は、沖縄を拠点としてLGBT関連の講演会を開催したり、LGBTに関する映像作品や新聞の記事などの様々な情報をFacebookを通じて発信したりしています。

→沖縄LGBT支援アライ事務局NINJIN(https://www.facebook.com/lgbt.okinawa.ally.ninjin/

沖縄のパートナーシップ制度

二人の人が手を繋いで歩いている様子

みなさんは2015年11月に東京都渋谷区・世田谷区で同性パートナーシップ制度が始まったことを覚えていますでしょうか。東京都渋谷区・世田谷区に続いて、現在では全国各地の自治体でこの制度が導入されています。

実は、沖縄県那覇市にも「パートナーシップ登録」制度というシステムがあります。

どのような制度なのか、簡単に見ていきましょう。

那覇市では、2016年7月から、申請に基づいて「戸籍上の性別が同じである2人」がお互いを人生のパートナーとするパートナー登録を行っており、証明書を交付しています。これは、残念ながら法的な効力を持つ制度ではありませんが、市営住宅や医療機関等を利用する際に有効に活用できるよう、関係機関との調整が進められているようです(2019年4月時点)。

申請から登録までの流れとしては、電話予約→申請受付→内容確認→登録証明書の発行という4ステップがあります。パートナーシップ登録を申請できる条件やその他申請に必要な書類などもあるので、気になる方は那覇市の公式ホームページをチェックしてみてください。

観光地としても、居住地としても、あらゆる人が安心して過ごせるような沖縄を目指して、少しずつ制度面が整えられているようです。

那覇市をはじめとして、その他の地域でも、今後このような制度が確立されていくといいですね。

また、この制度は同性カップルに限られたものですが、同性だけでなくあらゆるLGBT当事者たちが安心して暮らすことのできる制度へと、今後裾尾を広げていくよいきっかけになると思われます。

沖縄にあるLGBTフレンドリーな企業「Tripshot Hotels&Villas」

ピンクドット沖縄にも様々な企業がアライ企業として出展していましたが、沖縄の主要産業である観光業をはじめとして、多くのLGBTフレンドリーな企業が存在します。

今回取り上げる「Tripshot Hotels&Villas」は、沖縄のLGBTフレンドリーホテルとして積極的にメッセージを発信しています。当ホテルは、沖縄観光再発見マガジン「トリップショット」も発行している株式会社ファンファーレ・ジャパンが運営する宿泊施設で、沖縄市の「Tripshot Hotels Koza」と、うるま市の「Tripshot Villas Hamahiga」があります。

株式会社ファンファーレ・ジャパンの代表取締役島袋武志さんのお話によると、もともと自由な雰囲気の沖縄においてLGBTの存在は特別なものではなかったそうです。しかし、当事者の方々と関わっていくうちに彼らの抱える問題を知り、ただ存在を受け入れるだけでなく、「LGBTフレンドリーホテルである」というメッセージを積極的に発信し、より多くの人が安心して訪れられるようにすることの必要性を感じたそうです。

「Tripshot Hotels&Villas」の特徴は、それぞれの風土の特徴を生かした、お洒落でユニークなお部屋です。宿泊する際には、人目を気にすることのない完全なプライベート空間が保証されており、LGBT当事者の方でも自分の個性を隠すことなく、自分らしく快適に過ごすことができる空間です。実際、個人のプライバシーが尊重されているという点が当事者の方々にも喜ばれているようで、特別丁寧なサービスというよりも、あらゆる人に平等なサービスを提供することを心がけているそうです。

ぜひチェックしてみてください。

→Trip Shot HOTELS&VILLAS(http://tripshot-hotels.com/

→沖縄LGBTフレンドリーホテルご紹介!Tripshot Hotels&Villas(https://readyfor.jp/projects/lgbtfriendly/announcements/49018

おわりに

シーサー

いかがでしたでしょうか。
ピンクドット沖縄をはじめとして、沖縄のLGBTに関するイベントや制度、アライ企業などを取り上げてみましたが、沖縄では多様な取り組みが実施されているようです。

観光地としても魅力あふれる沖縄ですが、それ以上に、あらゆる人々が生きやすい環境の実現を目指し、様々な施策が実践されていることは、より多くの人を惹きつける何よりの魅力につながっていくと思います。

沖縄に行ってみたいと考えている方、ぜひピンクドット沖縄に参加して、その取り組みを肌で感じてみてくださいね。アライとして活動したいけれども、いきなり団体に参加するのはハードルが高いという人にもおすすめです。

興味はあるのに今回は参加できそうにないという方。イベント宛てに「応援ビデオレター」を送ることもできます。あなたのアライとしての気持ち、共有したいメッセージを発信することも、アライとしての活動の大きな一歩になります。

もしくは、沖縄に行きたいけどちょっとお金が・・・と悩んでいる方。

この夏、日本で初めてとなる「JAL LGBT ALLYチャーター」が運行されます。

JALはLGBTフレンドリーな企業で、LGBTへの理解を促進するために今回のチャーター便を運行するそうです。ピンクドット沖縄が開催される9/1(日)の前日、8/31(土)に羽田空港を出発するのですが、夏休み真っ盛りのチケットが高騰する時期にお得に沖縄に行くことができるだけでなく、他にもたくさんの特典があります。詳しく紹介している記事がありますので、そちらもあわせてご覧下さい。

JAL LGBT ALLYチャーターって本当におトク?【沖縄に行きたいライターが必死に比較してみた】

〈イベント概要〉

・日時:2019年9月1日 開演11:00 終了17:00
・場所:琉球新報社エントランス 沖縄県那覇市泉崎1-10-3
・料金:無料
・お問い合わせ:
ピンクドット沖縄事務局 pinkdotok.vol@gmail.com
PINKDOT OKINAWA(http://pinkdot-okinawa.com/

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