株式会社アイエスエフネット【LGBTフレンドリー企業インタビュー】

ライター: JobRainbow編集部
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就労に困難を抱える方に対し、安心して働ける職場環境の提供と、採用における差別をしないことを明言した「30大雇用」を打ち出すアイエスエフネットグループ。トランスジェンダーの方の受け入れ実績もあるこの会社ではどんな取り組みがされているのか、代表取締役の渡邊社長に直接インタビューをさせていただきました。

社長メッセージ

他の企業と相対的に比較したら、ダイバーシティに関して弊社は進んでいる企業だと思います。そして、世の中も法律も今まさに変化しているし、そんな状況が自分たちに追い付いてきているという感覚もあります。
しかし、ダイバーシティには終わりが見えないものです。これで完璧、ということは絶対にありません。本当に一つ一つ、一人一人に真摯に向き合っていくことが、これまでと同様、今後もしていかなくてはならない事です。そうやって取り組みや配慮をしていくことで、様々な人が活躍できる場所をもっと作っていこうと考えています。

代表取締役 渡邉 幸義

ESや面接でのカミングアウトについて

LGBTの方への配慮として、職場の意識改革、周囲の理解、そしてオープンとクローズドの本人の意思を尊重する事が大切だと思います。実際、弊社の場合は、以前から多様な人がいるので、LGBTはその中の個性やあり方のひとつとして認識されています。

私たちは、オープンにしたい人はオープンにできるような環境をつくり、より生きやすく、働きやすい職場作りを、今後も根気よく続けていかなくてはならないと感じています。

アイエスエフネットの「30大雇用」に含まれる人々のリスト
アイエスエフネットが取り組む「30大雇用」にはLGBT(ここでは、レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダーの頭文字をとったセクシュアルマイノリティの総称の意)も含まれる

当グループでは、30大雇用(自己申告による)の30項目に該当される方に対して、これらの項目を理由に採用の合否を決定いたしません。その方の履歴書や過去は重視せず、未来への意識を持った方、当グループの倫理やCSHの習得に向けて努力をして頂ける方の採用を行っております。

実際にトランスジェンダーの方を受け入れて

実際にトランスジェンダーの社員も働いていますが、通名の利用も認めており、社内制度の中でも自認する性での取り扱いをしています。服装等もその人のありたい性で整えてもらっています。トイレについても、トランスジェンダー(MtF)の方が女子トイレを使うことに関し、社内の賛同を得て利用をしてもらっています。

ただし、LGBTだからといって特別扱いし、なんでもOK、というわけでは当然ありません。最低限のマナーやルールは、その人の性自認に乗っ取ったうえで守ってもらうようにしています。

今後LGBTに関する分野に取り組むうえでの考え

私が以前勤めていた外資のIT企業では、まず個人のバックグラウンドや性別、人種、障がいの有無に関わらず、優秀な人財を採る事を第一にしていました。そして、多様な人財を受け入れていくために制度や環境を整えることで、早い段階から優秀な人財を囲い込むことに成功し、更に前例ができたことでコンスタントに優秀な人たちが入ってくるという好循環が生まれていました。日本企業も、そのような価値観、戦略を持てるようになればいいと思います。

本来人間はどんな人でも受け入れられる存在です。だからこそ、例えば「誰がカミングアウトした」とか「渋谷区でパートナーシップ法が施行された」といった様な事も話題にならない位、当たり前な世の中になる事を願っています。

最後に社長から

多くの人が、大なり小なり受け入れてもらえない事や、自分の事が言えない、などの辛い経験をしてきたことがあると思います。今は少しずつ社会も良い方向に向かってきていますし、弊社でも安心して働ける環境作りに取り組んでいます。就活生や転職中の方と、私たちももっと向き合っていくことで、さらに誰もが働きやすい会社にしていきたいと考えています。興味を持ってくださった方は、是非弊社に足を運んでみてください!

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