LGBT向けの保険商品を扱う R&C グループの社会貢献に対する姿勢に迫る!【ジョブレインボーLGBT仕事博2020】
LGBTフレンドリーな保険であるパートナー共済は、性別の記入を必要としません。さらに、性同一性障害は疾病の対象外になっており、HIV感染予防関連の診療には一時金が給付されます。これらはすべて業界初の取り組みです。
R&Cさんはほかにも、障がい者向けの保険や企業への地震保険など、積極的に新規事業に挑戦されています。新しい試みにはリスクがつきものですが、果敢に漕ぎ出すその原動力は、一体どこから湧いてくるのでしょうか?
仕事博参加のきっかけとダイバーシティの取り組み
── 仕事博に参加したきっかけはなんですか?
足立:仕事博に参加を決めた理由は二つあります。一点目は、世に送り出して三ヶ月経ったパートナー共済を、もっともっと認知してもらいたいということ。パートナー共済とは、LGBT向けに開発された共済で、LGBT当事者がハードルに感じる部分をクリアしています。たとえば、性別の記入欄をなくしたり、性同一性障害を疾病の項目から外したり、HIV感染予防に関する診療に一時金を給付したり、すべて業界初の取り組みです。これを知った上で、「一緒にやってみたい」という方に仲間として参画していただきたいと考えています。
二点目は、当事者の立場からLGBTの方々に保険の意義を伝えてくれる同志を求めていること。これまでLGBT向けの保険は少なかったため、「保険ってそもそも何?入る意味ってあるの?」と考えていらっしゃる当事者の方は多いです。そもそも、保険に対する世間一般のイメージも押し売りやしつこい勧誘などが横行する時代もあり、ネガティブに捉えられる方もいらっしゃいます。
しかし、保険とはいわば、何かあった時のために、自分や大切な人をきちんと守るための仕組み。誰にとっても必要なはずなんです。ですから、多様性を推進したいと考えている方は、ぜひとも同志としてLGBTに対する保険の普及に取り組んでいただきたい。実際に、以前JobRainbow経由で採用した社員もカミングアウトしていて、LGBTのお客様の不安や悩みを汲みとりながら活動しています。以上の二点から、仕事博への出展を決めました。
── R&CさんのLGBTフレンドリーな取り組みを教えてください。
足立:社内のLGBTフレンドリーな取り組みは多岐にわたり、JobRainbowさんのダイバーシティスコアの項目でも24/25をいただいています。しかし、弊社のもっともLGBTフレンドリーな部分は、やはりパートナー共済を開発し、普及させようとしていることでしょう。また、社会的意義のあることに事業として取り組むことと経済性を両立させることは極めて重要だと考えています。なぜなら、長く永続的に活動していくことこそが重要だと考えているからです。責任を持って社会課題に取り組みつづけるための収益は、確保しなくてはならないと考えています。
以前、20歳そこそこでHIV陽性を診断された方がいました。その方にパートナー共済についてお伝えしたときに、「とても安心した。これからどうなるんだろうという不安でいっぱいの暗闇のなかで、希望の光のように思えた。」という言葉をもらったんです。その時に、自分たちの取り組みが誰かに居場所を与えられていることを再確認でき、本当に胸が熱くなりました。
保険業界の魅力
── 保険業界の悪いイメージの根源と、その逆の魅力について教えてください。
足立:誰しも平常時には保険に入ろうと思わないんですよ。何かあって初めて「入っておけばよかった」と思うのが保険なんです。だから営業をかけられると“押し売り”と感じてしまうんでしょうね。でも、保険は何かあってからでは入れません。だから、売り手もレベルを上げて、しっかり保険の意義を伝えていかなくてはならないんです。
また、保険業界、特に代理店の魅力という点では、お給料はその人次第で青天井で、営業活動は自身の裁量やライフスタイルである程度自由に調整できる点です。R&Cでは出社は週2回しかありません。ただ、当然ですが、努力が報われないこともあるわけです。自己管理やお客様の開拓は自分でやらなければいけませんし、休みを増やせば当然収入は減ります。そこが保険業界に入る際のハードルになっているのかなと。
ですが、逆算で物事を考えられる人や、人が好きな人、お客様と密接な関係を築く仕事をしたい人はとても適性があると思います。
── 保険に入ってもらうことによってお客様を救えたケースはありますか?
足立:人が生きていくなかで、心から、涙ながらに「ありがとう」と言われることってほとんどありませんよね。「大切な人を救ってくれてありがとう」なんて感謝されるのはドクターくらいではないでしょうか?
けれど実は、保険業界もそういった言葉をもらえる数少ない仕事の一つなんです。ドクターは命を救いますが、保険はその命の未来を救います。医療で一命を取り留めると、即座に経済状況や職場復帰など、それからの暮らしのことを考えなければいけませんよね。元の生活に戻ることはなかなか難しく、中には救った患者やその家族に「どうしてあの時殺してくれなかったんだ」と言われることもあるそうです。
その際にまとまった額の金銭的支援ができるのが、保険なんです。ドクターにも「僕たちは、命を救えるけれど、未来を救えない。でも足立さんたちは未来を救える」と言われたこともあり、改めて我々の仕事の意義を噛みしめました。
── ほかに、あまり知られていない保険のメリットはありますか?
足立:保険の積立機能があります。例えば、老後の生活費の二千万円。どうやってお金を貯めますか?毎月生活費を差し引いたお金を自分でコツコツ貯めるのは容易ではないです。お金があったら使ってしまいますよ(笑)。銀行預金や積立NISAなどいろいろ選択肢はありますが、税金優遇の問題や利率を考えると、保険で積み立てをするのは一番手残りが多いんです。
個人だけでなく、法人の場合もそうですね。私の父親は、六つの店舗を持っている飲食店を経営しているのですが、最近経営を退く過程で退職金として積み立てていた保険を解約し多額の退職金を貰いました。コロナ禍の不景気のなか、通常の飲食店ではありえない数字です。なぜこれだけの額が出せるかというと十年前から保険に入って積み立てていたから。「未来のためのお金の準備」を仕組みとして作るのが保険のいいところなんです。
会社の魅力
── R&Cさんで働く魅力はなんですか?
足立:高い報酬と、時間に自由がきくこと。社長の自分より給料をもらっている年収五千万の社員もいれば、介護や育児の状況に合わせて勤務する人もいます。自分にあった働き方ができるのが大きな魅力ですね。
今のご時世、仕事をしながら介護や育児をして両立することは至難の業です。自分の妻も今五人目を妊娠中で、つわりの期間の二ヶ月は在宅の割合を多くします。こういった仕事のスタイルは、社長だからできるという訳ではなく、社員みんなに保証されています。
── R&Cさんにはどのような社風がありますか?
足立:保険の大原則は「相互扶助」なので、人助けに積極的な風土があります。ボランティアの募集をかけたらたくさんの手が上がりますし、パートナー共済についても、反対の声はまったくなく、むしろどんどんやって行きましょうよという雰囲気ですね。
平本さん:フラットな人間関係も魅力です。たとえば普通の会社だったら、社長は「話しかけづらいな」という存在だと思うんですが、足立社長に声をかけるときは「今はタイミング的に大丈夫かな」って思うくらいです。風通しがよく、人間関係に気兼ねがありません。
── R&Cさんならではの特徴はありますか?
足立:二点あります。一点目は、保険業界では珍しく、新しい事業を作っていこうという気概を持っていること。単にお客様に最適な保険の商品を流通させているのではなく、合う商品がなければ作る。
パートナー共済のほかにも、障がい者向けの保険を開発しようとしたり、インターン生と一緒に学生向けの保険作りに取り組んだりしています。あとは企業向けの地震保険ですね。日本は地震大国なので、世界におけるリスクが高い都市ランキングの首位を独占しているんです。それなのに、企業向けの地震保険は日本で引受が非常に困難です。それはおかしなことなので、今は近々発表する政策提言をまとめているところです。
一般にイメージされている民間の保険では、守れる範囲が少ないんです。保険業界では過去のデータが大事なので、同業他社さんは新たな形の商品の開発に二の足を踏んでいる印象があります。しかし、弊社ではそこに果敢に切り込んでいく雰囲気作りをしています。
二点目は、教育に力を入れていることです。金融の知識がない人でも構いません。むしろ、未経験の方は変に型にはまっていないので大歓迎です。具体的には、オンラインの教育動画を130本ほど用意していますし、教育してくれるマネージャーもいます。
こういった土台作りをしっかりとやっているからか、一時期にコロナ禍の打撃を受けましたが、八月現在は前年の110%ほどの売り上げを叩き出しています。「先月の目標を達成できた!」といったことも毎週朝礼で話すんですが、先月たまたま入社した中途社員さんは「この活気はなんですか!」と驚いていましたね(笑)。
最後に
── 新しい試みにはリスクが伴いますが、チャレンジできる理由はなんですか?
足立:使命感ですね。リスクに勝てるのは使命感だけです。それに、チャレンジにリスクはつきものですが、同時に「ニーズが満たされていないところ」は一番のビジネスチャンスなんです。
多くの学者さんはそれを「社会課題だ」と取り上げて議論するけれど、形にするのはなかなか難しい。しかし我々は現場感が重要だと考えているので、学者さんの提言から、「この部分だったら実現できるよね」という点を発信していこうとしているんです。
── ジョブレインボーLGBT仕事博2020の参加者へメッセージをお願いします。
足立:弊社には、精神的な報酬と経済的な報酬を、高い次元で手に入れられる仕事があります。本当に素晴らしいですよ。世の中の営業の人たちはみんな保険に来ればいいのにって(笑)。私は、すべての人に自分自身が成し遂げたい人生を実現できる会社に入ってほしいと考えていますが、本人の覚悟次第でそれを実現できる環境が弊社にあります。熱い使命感に燃えている方をお待ちしております。
JobRainbow編集部から
悪い印象を持たれがちな保険ですが、その根底に流れているのは「助け合いの精神」。
さらに、保険は多くの人が参加する仕組みだからこそ、社会に与える影響の大きさもひとしおです。
自分の人生を大切にしつつ、社会が抱える課題の解決に全力投球したい方は、ぜひR&Cさんの採用選考を受けてみてはいかがでしょうか。
募集する職種
- 募集対象:中途
- 職種:総合職
- JobRainbow上の採用ページはこちら
法人名 | R&C株式会社 |
設立 | 2006年5月24日 |
業種 | 保険 |
企業HP | https://www.randcins.jp |
本社 | 東京都港区芝浦3-16-4 山田ビル4階 |
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