「自分らしく働く」を、下着から支える。~エル・ローズ「Nstyle」が広げる、新しい選択肢~

「胸を目立たせたくない」「もっとフラットに見せたい」
そんな思いを抱えているのに、これまでしっくりくる下着が見つからなかった…そう感じている方は少なくありません。
エル・ローズが展開するブランド「Nstyle」は、そうした声に寄り添って生まれた“バストフラットインナー”ブランドです。
その特徴は、特定の属性だけをターゲットにするのではなく、「胸をフラットに見せたい」と思うすべての人に向けて開かれていること。
そんな「Nstyle」が昨年のジョブレインボー就活EXPOに引き続き、今年6月27日(土)に新宿LUMINE0で開かれる「ジョブレインボーしごとEXPO2026」にもご出展いただけることが決定しました!
今回はEXPOに先立ち、Nstyleを担当されている株式会社エル・ローズの上山さまに、ブランド誕生の背景や込めた思い、そして、しごとEXPOへの期待について伺いました。

上山 和泉(株式会社エル・ローズ Eコマース事業部)
エル・ローズが展開する日本製下着専門のウェブショップ「UNDY wardrobe(アンディワードローブ)」で取り扱う3ブランドのマネジメントを担当。そのうちの1つNstyleでは、お客様の声を商品改善へとつなげながら、企画立案から販売・マーケティング・PR、その後の改善までブランド全体を一貫して支えている。
SDGsを考える中で見えてきた、“下着だからできること”
−“バストフラットインナー”のNstyleは、どのような思いや課題意識から生まれたブランドなのでしょうか。
上山さん(以下、敬称略):Nstyleの構想が持ち上がったのは、2020年、ちょうどコロナ禍の頃でした。会社として「下着メーカーである私たちにできるSDGsとは何か」を模索する中で立ち上がった企画です。
環境分野の取り組みは多くの企業が進めていますが、私たちは下着のプロ。そこで、「下着で解決できることは何だろう」と考えたときに、「ジェンダー平等」や「すべての人に健康と福祉を」といったテーマが見えてきました。
もともとは、トランスジェンダーの方向けの下着をつくれないか、という発想がスタート地点です。ただ、これまで補正下着メーカーとして培ってきた経験の中で、トランスジェンダー以外の方にも「胸を目立たせたくない」「コンパクトに見せたい」という需要が一定数あることに気づいていました。
そうして誕生したのが、Nstyleです。2021年6月に販売をスタートし、今年で5年目を迎えます。
“誰に売るか”を決めすぎないという考え方

−胸をコンパクトに見せる下着も少しずつ広がってきている中で、Nstyleならではの魅力はどこにあるとお考えですか。
上山:商品開発の過程で、「誰のための商品なのか」を考え続ける中で見えてきたのは、胸を目立たせない下着が欲しいと思う理由は本当に多様で、単純な属性ではくくれないという事実でした。
機能面に満足していない方もいれば、女性らしさを強調するデザインに違和感がある方もいる。あるいは、トランスジェンダーやノンバイナリーの方が、既存の商品に対して快適性やデザイン性の面でしっくりこないと感じていることもある。背景が本当にさまざまです。
通常のマーケティングなら、そこからターゲットを絞り込んでいくのですが、Nstyleに関しては、それが難しいほど、いろいろな方が必要としていると感じました。
だからこそ、私たちは無理にターゲットを絞りこむことはしませんでした。
私たちが定義しているのは、「胸を小さく見せたい」、「コンパクトに見せたい」、「フラットに見せたい」と思っている方であることだけ。性別も、性的指向も、デザインの好みも問いません。
私たちが一方的に「こういう人向けですよね」と決めつけないこと。それがNstyleの大事な軸になっています。
コンプレックスではなく、“前向きな選択肢”として届けたい

−ブランドの考え方として、特に大切にしていることはありますか。
上山:Nstyleの情報発信を行うにあたり、“不安をあおるような訴求”は避けたい、という思いが強くありました。
胸があること自体を否定したいわけではありませんし、「嫌な思いをしないために身を守るための商品です」とも言いたくなかったんです。
あくまで、ファッションとして、自分らしく過ごすための一つの手段として、「こういう選択肢もある」と知ってほしかった。
「胸が大きいほうがいい」「胸があることが女性らしさだ」といった価値観も、今まさに変わりつつあるのではないかと思います。
私たちは、Nstyleを“ジェンダーのグラデーション部分に寄り添う商品”と表現しています。

ブラジャーは”女性性”に寄っていて、ナベシャツは”男性性”に寄っているアイテムであると言える。その間にいる人たち、あるいは日によって気分が揺れる人たちが、自分にしっくりくるものを選べるようにしたい。そこはすごく大切にしている部分です。
そこで、私たちは、「バストをフラットに見せるインナー」という意味を込めて、「バストフラットインナー」という新しいカテゴリーをつくりました。
自分たちの商品を「ナベシャツ」として売るつもりはありませんでしたし、「ブラジャー」という言葉も使いたくありません。海外にはチェストバインダーなどさまざまな表現がありますが、どれもしっくりきませんでした。
胸をフラットに見せることについて、TPOや気分、好みに合わせて選べる「自然な選択肢の一つ」にしていきたい、「特別なこと」にしたくない。Nstyleは、そんな想いを込めた新しい下着です。
「これだったんだ」と思える瞬間がある
−実際に商品を世に出してみて、印象的だったお客様の反応やエピソードはありますか。
上山:私たちは基本的にオンライン販売なので、お客様と直接会える機会はポップアップやイベント出展時などの限られた機会しかないのですが、その時に伺ったお話はどれも本当に忘れられません。
ある方は、昔から下着選びにしっくりこなくて、お母様にも心配や負担をかけてしまっていたと話してくださいました。「ブラジャーは違う、盛りたいわけでもない。何が自分に合うのかわからない。」
そんな中でNstyleを初めて着用したときに、「自分が理想としていたのはこれだった」と感じてくださったそうなんです。
またある時には、お母様がお一人で来店され、商品をご購入後の帰り際に「御社の商品のおかげで、うちの子は外出できるようになったし、学校にも行けるようになった」と声をかけてくださいました。
下着一枚で人生が変わる、と言うと大げさかもしれませんが、でも実際に、「人生が変わった」と伝えてくださる方は少なくありません。
私たちのほうがむしろ、お客様から仕事の意味を教えていただいているような感覚があります。
下着にも、もっと自然な“選ぶ自由”があっていい

−上山さんご自身は、ファッションにおける多様性をどのように捉えていらっしゃいますか。
上山:多様性というと、どうしても大きくて難しい話に感じられたり、極端な例を想像されたりしがちです。でも私は、もっと日常の延長線上にあるものだと思っています。
例えば、昔はショートカットの女性やパンツスーツの女性が、今ほど自然ではなかった時代もありましたよね。でも今は、髪型も服装も、靴も、少しずつ選択肢が増えてきました。パンプスだけでなくスニーカーを選ぶことも自然になってきた。こういった変化も多様性の積み重ねだと思うんです。
そう考えると、下着だけが極端に選択肢の幅が狭いのは少し不思議です。
「今日はたくさん動くからこれ。」「今日はこの服をきれいに着たいからこれ。」「今日は気分的にこれがいい。」そんなふうに、他のファッションアイテムと同じように自然に選べる世界になっていけばいい。
Nstyleは、その一つの選択肢として存在したいと思っています。
“働く私”を支える存在として、しごとEXPOへ
−ジョブレインボーしごとEXPOには、どのような期待をお持ちですか。
上山:しごとEXPOのように、“働く”をテーマにした場は、Nstyleととても相性が良いと感じています。
スーツをきれいに着たいときや、身体をよく動かす仕事のときなど、仕事のシーンの中には胸元が気になる場面が思っている以上にたくさんあります。
一日の大きな時間を占める仕事の時間に、自分らしくいられないのはやはり苦しいことです。
だからこそ、仕事をしている自分も好きでいられる、そのための一つの選択肢としてNstyleに出会ってもらえたらうれしいです。
さらに今年はNstyleのシスターブランド、「温labo」から、「温labo フットカバーストッキング」(下部写真左)や「温labo コットン着圧ソックス」(下部写真右)も販売予定です。「温labo フットカバーストッキング」は、足先、足裏、かかとに靴下のようなオーガニックコットンと遠赤外線繊維を使用していて、足元はじんわり温かく、汗をかいても蒸れにくいんです。また、デスクワークや立ちっぱなしの日の脚のむくみ対策には、一般医療機器着圧ソックスがおすすめです!
これらのアイテムも“働く”と相性抜群の商品なので、ぜひチェックしていただきたいです。
筆者も愛用中の温laboフットカバーストッキング(写真右)ですが、ストッキング部分もしっかりしていて、なにより蒸れにくい!長時間の着用にめちゃくちゃおすすめです!
前回の参加時には、Nstyle愛用者さんがブースに立ち寄ってくださり、「実は使っています」と声をかけていただく場面も多くありました。今年はブランド誕生月である6月の参加でもあり、私たちにとっても特別な機会です。たくさんの方との出会いを楽しみにしています。
選択肢が増えることは、生きやすさにつながっていく
−最後に、これからNstyleが届けていきたい価値について教えてください。
上山:Nstyleのご愛用者のみなさまから、「もっと早く出会いたかった」と言っていただくことが本当に多いんです。
「高校生のときにこれがあったら。」「初めて下着を買うときにこれを知っていたら。」そんなふうに、過去の自分を思いながら商品を手に取ってくださる方がたくさんいます。
選択肢が増えることは、自分に合うものを選べる自由が広がることですし、自分らしく過ごせる時間が増えることでもある。
Nstyleを通して、そうした生きやすさにつながる選択肢を、これからも少しずつ広げていけたらうれしいです。
出会ってはじめて気づく“これだったんだ!”がある
昨年の初出展からJobRainbowスタッフの中でも愛用者が続出しているNstyleのバストフラットインナー。
私たちの着用理由も、「ブラジャーを付けるのに抵抗がある」「胸を主張させたくない」「スタイルアップさせたい」など、さまざまです。しかし、そこに共通してあるのは“こんな商品が欲しかったんだよね”ということ。
「胸を小さく見せたい」という想いが、特別なことなのではなく、誰もが感じる日常の1つの選択肢として受け入れられた安心感がここにはあります。
今回のポップアップでは、前回から試着スペースを広げより多くの方がNstyleを体験していただけるよう準備を進めています。
しごとEXPOの場でもまた、新たな出会いが生まれ、誰かにとっての“これだったんだ”につながっていくのかもしれません。
ぜひ、6月27日はしごとEXPOでNstyleブースへお立ち寄りください。そして、Nstyleの5周年を一緒にお祝いしましょう!
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