スケジュールと予算を見積もろう【LGBT就活・転職ガイド 1-5】
具体的なスケジュールを組んでみよう
自己分析と同時に、就活・転職のスケジュールを立てましょう。一般的な就活スケジュールの目安は次の画像のとおりです。2021年春入社以降は就活のルールが大きく変わることが予想されるため、情報収集を行いスピーディに行動しましょう。
転職の場合はエントリーしてから内定までが比較的短期決戦となりますが、スキルがシビアにみられるため、転職活動の際にアピールできるスキルを意識し、日々の仕事で高めておくことが大切です。
未経験からの転職であっても、たとえばワードやエクセル、パワーポイントといった基本的なPCスキルはどの職場でも利用するため、最低限使いこなせるようになっていると、自己アピールに活かせます。
中途採用には特定のシーズンがあるわけではないため、転職を考え始めたらまず複数の転職サイトやエージェントに登録し、常に求人をチェックする必要があります。また現職を離れられる時期や、ボーナスを受け取るタイミングなどを見極めながら、転職したい時期から最低でも3か月前には準備をして、エントリーしていくのがよいでしょう。
就活にかかる費用は、都会か地方かで異なる
たとえば、東京都内に住んでいて東京で就活すると、およそ20万円以上、地方に住んでいて東京で就活するとだいたい40万円はかかると思ってください。主に、交通費、宿泊費、飲食費、郵便通信費、スーツ、シャツ、ビジネスカジュアルの服、バッグ、靴、腕時計、証明写真、書籍、資格受験料などがかかります。
就活が忙しくなると、アルバイトの時間も削ることになり、収入が減ってしまう可能性もあります。「お金がなくて希望の会社を受けられなかった」とならないよう、就活を見越して早い段階から計画的に貯金しておくと安心です。
Q. 節約術はありますか?
リクルートスーツは一時期しか着ない人も多いので、フリマアプリやオークションにもたくさん出回っています。サイズがあえば、節約できるでしょう。またインターンシップや採用選考では、企業から交通費が支給されることもあります。交通費負担を減らすため、同じ日にまとめて選考が受けられるように調整するなど、計画的に取り組んでみてください。
POINT
- スケジュール全体を俯瞰して、準備すべきことを把握しておく
- お金がかかるので、計画的に貯金しておく
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