グループディスカッションを通過するポイントとは?【LGBT就活・転職ガイド 6-5】
「得られた結論」よりも「結論に至ったプロセス」が評価される
グループディスカッションとは、与えられた課題に対して数名のグループで議論を行い、結論を導き出す面接形式のひとつです。一人ひとり役割分担したうえで、話し合いを進めます。
どのような結論を出すかということに意識が向きがちですが、面接官は話し合いの様子や進め方を観察しています。
初対面の人と話すことが苦手という就活生からの相談も多いですが、グループディスカッションは選考の序盤に用意されていることも多く、きちんと立ち回れば落とされる可能性を大きく減らすことができます。チームみんなで突破できるよう、自分の個性と強みをうまく活かせる役割を見つけてのぞみましょう。
グループディスカッションの流れと役割
グループディスカッションの大きな流れとしては、
- テーマの提示
- 自己紹介
- 役割分担
- 議論
- まとめ
- 発表
となります。自己紹介では大学名と氏名を簡潔にいいます。制限時間は30分のこともあれば、1時間の場合もあります。
グループの人数は5~6人が一般的です。その中で「司会」「書記」「タイムキーパー」を決めることが多いです。司会は、議論の流れがよくなるようにメンバーの意見のバランスをとったり、発言の少ない人がいれば促すようにします。
書記は各人の意見のポイントを完結かつ素早くまとめていきます。
タイムキーパーは残り時間をチームに伝えます。はじめに「残り10分になったら合図しますので、まとめに入りませんか?」と提案してもよいでしょう。慣れない場なので、本番にのぞむ前に練習や準備をしておくことをおすすめします。
グループディスカッション突破のポイント
テーマを理解し、チームで目的を達成することが求められています。一人で勝ち抜こうと思ったり、自分が目立つことを意識せず、このチームで目的を達成するために、自分に何ができるかを考えます。次の3つを意識してみるとよいでしょう。
- 自分の適性に合った役割(司会、書記、タイムキーパー、アイデア出し担当など)をある程度、事前に決めておく。
- 人の意見をよく聞き、否定しない。反対の意見をいうときは「○○さんの意見も素晴らしいですが、〇〇という理由から私は別の選択にした方がよいと考えています。どう思いますか?」という形で、相手を尊重しながらしっかりと対案を出し、周りの意見も促す。
- 発言の多さより、主体性のある発言を意識する。発言なしはNG。
Q. グループディスカッションでは、どんな個性や特徴が評価されるのですか?
主に協調性や主体性が評価されるといわれています。面接官は就活生が組織やチーム、会議の中でどんな役割を果たすのかをイメージしながら、観察しています。
だからといって協調性を際立たせる必要はありません。話し合いの中で自然に表れる人柄や個性から、それぞれの企業に合っている人材かどうかが評価されます。
POINT
- 自分の得意とする役割を知っておく
- 一人だけで勝ち抜こうと思わず、チーム全員が突破できるように考える
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