エコロジーとエコノミーの両立だけじゃない。TBMが真のサステナビリティ実現のために追い求めるダイバーシティ&インクルージョン【ジョブレインボーLGBT仕事博2020】
9月26日(土)、27日(日)にオンライン開催いたしました、「ジョブレインボーLGBT仕事博2020」は大盛況のうちに終えることができました。来場してくださったのべ1103名の皆様、ありがとうございました! 本イベントの反省もふまえて、私たちJobRainbowはこれからもあなたの「自分らしく働ける職場」を探すために情報を発信していきます。 今後ともJobRainbowをよろしくお願いいたします。 |
2020年9月26日(土)・27日(日)、オンラインで「ジョブレインボーLGBT仕事博2020」を開催します。当イベントに出展する株式会社TBMで採用・組織づくりに携わる村上さん(以下、敬称略)と、サステナビリティ推進の陣頭指揮をとる羽鳥さん(以下、敬称略)の御二方からお話を伺いました。
TBM は設立 10 年以内で企業価値が 10 億ドル以上の企業「ユニコーン企業」であり、石灰石を主原料とし、紙やプラスチックの代替素材となる新素材 LIMEX を開発・製造・販売す るスタートアップです。豊富な石灰石を用いて、海洋プラスチック問題や資源枯渇等の問題解決に貢献、リサイクルが可能なLIMEXを通じて持続可能な循環型社会の実現を目指しており、環境という側面では、サステナビリティ追求に余念がないことがわかります。
そんなTBMですが、環境問題以外にも多様な観点からサステナビリティ実現に向けて動いていることをご存知でしたか?
「新素材とかベンチャーとか、先進的過ぎて自分はついていけないんじゃないかな……」
「なんか高尚なイメージもあるし、正直よくわからない」
今回のインタビューでは、TBMのD&I(ダイバーシティ&インクルージョン)についてじっくりお話を伺いました。LGBTだけにとどまらないD&Iへの姿勢と、企業としての想いにぜひご注目ください!
知って・共感して・アクションしてもらう
──今回LGBT仕事博に参加する理由・きっかけをお聞かせください。
羽鳥:D&Iに2018年9月から取り組んでいる中で、採用活動にその視点を取り込みきれていないことが課題でした。そんな時、JobRainbowの星賢人さんとお話しする機会があり、ぜひ何か一緒にしたいな、と。これが直接的なきっかけです。
私たちの会社は事業領域や採用サイトのデザインから「先進的、高尚な会社」と見られがちです。そこで、自分たちが実際どのように見られているのか、イメージが先行して特定の層にしか自分たちの情報を届けられていないのではないか、といった点を確かめたいと思っていたので、LGBTをはじめ履歴書ではわからない多様な求職者の「生の声」を聞けるLGBT仕事博に出展を決めました。
──御社で挑戦しているダイバーシティ推進の取り組みを具体的に教えてください。
羽鳥:D&Iの活動を始めた当初、社内ではD&Iの概念自体を知らないメンバーも多く、まずD&Iの認知度を上げようと社内でD&I通信を発行し始めました。これまでに11本発行しました(2020年3月時点)。
メンバーを巻き込むには「知る・共感する・アクションする」、このステップが重要だと考え、D&Iについて「知る」部分をD&I通信で、そしてその知識を社内イベント等のリアルな体験を通して「共感」に変えてもらえるような働きかけをしています。そうすることで、配慮に欠けた行動が出てしまったときに指摘しあえるようなアクションに繋がると考えています。
村上さん:イベントとなると、「教える/教えてもらう」の形になりがちですが、例えば国際女性デーのイベントでは、社員の皆さんに「参加・アクションしてもらう」を意識しました。
ジェンダー平等と女性のエンパワメントに賛同する方は署名してください、と呼びかけると、メンバーのほとんどが署名してくれました。社長が署名した旨を社内のメッセージグループで発信するなど、経営陣がD&Iを意識していることが目に見えやすいのもTBMならではだと思います。
去年は東京本社のメンバーしか巻き込めず悔しい思いをしたため、今年は東京3拠点(東京本社、東京サテライトオフィス、東京ラボ)、そして白石工場のある宮城のメンバーも巻き込めるよう、ミモザの花を各拠点に送り、「国際女性デーとはこういう日で……」など紹介しました。
こうした取り組みが、ちょっとずつではありますが「知る」「共感する」につながり、実際のアクションとして現れてきているように感じます。
大事なのは、やりたいこと・パッション
──どんな点が会社・職場・仕事の魅力だと考えていますか?
羽鳥:自分のやりたいことができるところです。TBMは会社全体だと約150人、本社は約80人ほどですが、この規模でサステナビリティの専任チームがあるのは非常に稀ですし、そこが私のパッションです。毎日8時間ほど働くことに時間を費やすからこそ、自分のやりたいことをやれるのは大きな喜びです。
あと、この会社は熱量が高い人が多いです。転職してTBMに来たとき、ちょっと引いてしまうほどの熱量を他のメンバーから感じて、正直最初は「ついていけるかな?」と不安だったんです。
でも、他の会社だと営業なら営業、広報なら広報、と自分の職務のみに集中してしまいがちですが、TBMはやりたいことができるからこそ楽しそうに熱量を持ってやる人が多いのだと思います。そうすると「あの人は何をやっているんだろう」と自分以外の人の仕事にも興味が持てて、横のつながりが広がっていきます。
村上:TBMには22歳の社員から91歳の会長までいますが、年齢に関係なく全員が強みを活かせる会社だと感じます。
現に、代表の山﨑はまだ27歳である羽鳥のサステナビリティを追い求める姿勢を信頼し、「もし羽鳥が『この事業はサステナビリティに反する』と判断するならば、会社として絶対にそちらへ舵は切らない」と言っています。
やりたいこと、会社への想い、頭が引きちぎれるくらい考えているか、という部分を見てくれていると伝わってくるからこそ、信頼して働ける会社です。D&Iを進めるなかで、TBMの体制・制度はさらに多様性を認めるものに絶対に変わっていくだろうと肌で感じますし、この感覚を得ながら働けるのも私にとっては魅力です。
──イベントの参加者にメッセージをお願いします。
羽鳥:私は、前の職場がかなりD&Iに力を入れていたこともあって、現在TBMで率先してD&Iに取り組んでいます。ですが、正直TBMの現状は前職の取り組みレベルに比べたらまだまだですし、データも足りません。体系的な取り組みがトップレベルにあるとは言えるかはわかりません。
しかし、逆に言えば、TBMはこの現状を変えていけるフェーズにあります。やりたいと思った人の想いを汲んでプロジェクトに繋げられる会社であると断言できます。最初から全て整備された組織を求めている人にはあまり向きませんが、むしろ組織を変えたい、よりサステナブルな組織をつくりたいという方はぜひTBMで力を発揮して欲しいです。
村上:人生の中で働く時間はとても長く、若い方であればこの先何十年と働いていきます。その中で、この会社は魅力的だ、納得して働けているな、と思える感覚を大事にして欲しいです。だからこそ、TBMの事業や組織に「共感」してくださる方はぜひ話を聞きにきて欲しいです。
当事者として地球規模の課題解決に挑戦したいというパッションがある方であれば、どんなバックグラウンドであろうと当然ウェルカムです。
JobRainbow編集部から
今回は、TBMのD&Iへの思いについてたっぷりお届けしました。
「持続可能」「サステナビリティ」と聞くと、私たちはつい環境問題にばかり目を向けがちです。しかし、組織のサステナビリティにおいては、多様なバックグラウンドを持つ人が自分らしく働けることが不可欠です。インタビューできたからこそ、事業内容ゆえに環境面での取り組みが注目されがちなTBMが、これほどまでD&Iに想いを込めていると知れました。ベンチャーでありながらサステナビリティの専任者がおり、サステナビリティに正面から向き合い続けるTBMの「覚悟」が感じられました。
私がお二人から感じたTBMの「覚悟」を肌で感じてみたい!という方は、ぜひTBMのブースに足を運ばれてはいかがでしょうか?
仕事博で募集する職種
法人名 | 株式会社TBM |
設立 | 2011年8月30日 |
従業員 | 150人(株式会社TBM単体・2020年5月現在) |
業務内容 | LIMEX及びLIMEX製品の開発、製造、販売 |
企業HP | https://tb-m.com/company/ |
本社 | 東京都中央区銀座2-7-17-6F |
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