キャリアセンターは学生の心強い味方【LGBT就活・転職ガイド 3-5】

ライター: JobRainbow編集部
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キャリアセンターならではの有力な情報がある

学校のキャリアセンターでは、求人情報のほか、インターンシップの募集やOPの紹介、企業説明会、就活セミナーの案内など、就活にまつわるさまざまな情報が得られます。

求人情報の中には、人気企業が大学別に設けている個別の募集情報や二次募集など、就活サイトには載っていないキャリアセンターならではの求人が出ていることがあるため、見逃せません。こまめにチェックしておくとよいでしょう。

また、専門のキャリアアドバイザーが常駐して、自己分析のアドバイスやエントリーシートの添削、面接対策といった就活全般の相談にのってくれます。「何からはじめたらよいか」「出遅れてしまったかも……」といった漠然とした相談でも大丈夫。一人ひとりに合わせたサポートをしてくれる、就活生の心強い味方です。

ただし、就活エージェントと同じく、大学全体の就職率を向上させるという大学側の目標もあるので、希望していない企業をすすめられる可能性もあります。常に、自分に合う企業かどうかを主体的に考えることが大切です。

Q. LGBTの就職に関する相談にものってもらえますか?

近年、教職員向けのLGBT研修を行う大学や、オールジェンダーのトイレの設置をするといった「LGBTフレンドリーな大学」は増えつつあり、こうした大学のキャリアセンターは、LGBTへの理解度が高い傾向があるので相談しやすいでしょう。まずは、通っている大学がどのようなLGBTフレンドリーな取り組みを行っているのかを事前にチェックしてください。

もちろん、こうした取り組みをしていなくても理解のあるキャリアアドバイザーはたくさんいますし、逆に取り組みをしている大学だからといってLGBTへの理解が行き届いている、ともいえません。

キャリアアドバイザーにカミングアウトをする前に、「大学には、留学生や障がい者、LGBTなどのマイノリティの学生が多くいると思うのですが、そういう学生の就活支援もされているんですか?」などと、多様性についての理解の度合いを探るような質問をしてみるのもありです。

また、カミングアウトをする場合は、知らないうちに他の職員にも共有される可能性があるので、誰にどこまで伝えてよい情報なのかをしっかり伝えましょう(→人事面談で確認したいポイントとは?【LGBT就活・転職ガイド 7-2】)。

LGBTの就活生の中には、「LGBTの就活生仲間がいない」「カミングアウトをしている人がいないから、相談できる友人もいない」など、就活中に孤独になってしまう場合があります。もちろん一般的な相談や悩みの共有は、カミングアウトをしていない周りの就活生仲間にできますが、それがセクシュアリティに関わることとなると気軽に話せない状況が多々あるのです。

そんなときこそ、LGBTに理解のあるキャリアアドバイザーを見つけておけば、LGBTに関することも含めて何でもすぐに相談できる、心強い味方になることは間違いないでしょう。

逆に、理解のないキャリアアドバイザーに相談してしまった場合、心ない言動に傷ついてしまうリスクもないとはいい切れないので、前述の通り、多様性への理解があるかは事前に様子をうかがっておきましょう。

POINT

  • キャリアセンターを最大限に活用し、情報を集める
  • LGBTについての相談は慎重に考える
  • 理解あるキャリアアドバイザーは、心強い味方になるキャリアセンターは学生の心強い味方

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