企業説明会、LGBTフレンドリーイベントに参加しよう【LGBT就活・転職ガイド 3-6】

ライター: JobRainbow編集部
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説明会は大きなチャンス

多くの人が集まる企業説明会に対して、苦手意識をもってしまうLGBTの就活生や転職者がいます。ビジネスマナーに沿った服装に自信がもてず、人前に出たくないトランスジェンダーや、LGBT関連の質問をしにくいと感じてしまうからです。

しかし企業説明会では、ネットだけではわからないリアルな情報を収集できますし、ビジネスマナーに沿った服装で人前に立つ練習にもなるので、ぜひ一度は参加してみるとよいでしょう。

選考は説明会から始まっている

企業の催す説明会には、2つの種類があります。企業が個別に開催する「企業説明会」と、複数の企業が合同で開催する「合同説明会」です。

ともに企業が自社の説明をする場とはいえ、採用担当者は「どんな学生が来ているか」といった選考の視点で参加者を見定めています。「選考は説明会からはじまっている」という意識をもって積極的に取り組み、服装やマナーにも注意を払いましょう。

また合同説明会では、さまざまな企業の説明が一度に聞けるメリットがある一方で、「混雑していて気になる企業のブースで話が聞けなかった」という声もあります。参加する前に、訪問する企業やそこでの質問を考えておくとよいでしょう。

開催時期のピークは、現在の採用スケジュールでは3月から4月です。地方から上京する学生は、効率よく参加できるよう、あらかじめ計画を立てておく必要があります。

LGBTフレンドリーな合同説明会もある

JobRainbowでは、一年に一度、LGBTフレンドリーな企業を集めた日本最大の合同説明会を開催しています。企業ブースのほか、特設相談コーナーやメイクアドバイスコーナーを設け、来場者が安心して就活・転職に取り組んでもらえるような場を提供しています。

日本最大のLGBT合同採用イベント「Real JobRainbow 2019」レポート

Q. 一般的な説明会では、LGBTに関することは聞きにくいのですが、質問した方がいいでしょうか?

よい質問をすれば名前を覚えてもらったり印象づけることにもつながるので、ぜひ積極的に質問しましょう。ただ、LGBTに関することは聞きづらかったり、伝え方によっては会社の条件面ばかりを気にしているという印象をもたれかねません。そこで、次のような質問の仕方をおすすめしています。

「近年、少子高齢化による労働力不足から、個人の生産性を高めていく働き方改革が進められています。その中でも多様な人材活躍に向け、女性・外国人・障がい者・LGBTなど、ダイバーシティを推進していくことは経営課題にもなりつつあると考えております。たとえば、御社ではそういった多様性の中でも、LGBTなどに対してどのような取り組みをされているのでしょうか。」

このように、ダイバーシティの観点から聞くことで、「当事者だから聞いているのかな?」と思われずに企業の取り組みや考えを知ることができます。自分目線ではなく、企業目線から質問することで、自分勝手な印象をもたれにくいでしょう。

POINT

  • 説明会は大事な情報収集&選考の場
  • 積極的に質問をしながら、相手に印象づける

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