他人にESを読んでもらうときのポイント【LGBT就活・転職ガイド 5-4】

ライター: JobRainbow編集部
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読んでもらうときのチェックポイント

ESが出来上がったら提出する前に必ず他人に読んでもらいましょう。ESは、これまで一度も会ったことのない採用担当者が読む書類です。自分が伝えたい内容が相手に伝わるか、独りよがりな内容になっていないかを事前に確認したり、客観的なアドバイスをもらったりすることで、ESの完成度が高まります。特にESでセクシュアリティについて触れている人は、 印象に残る志望動機と自己PRのつくり方【LGBT就活・転職ガイド 5-3】にあるように、ネガティブで受け身な印象じゃないか、自分ならではのストーリーになっているかも確認できると良いでしょう。

読んでもらう人は、家族や友人のほか、キャリアセンター、OB・OG訪問した先輩などの、社会人に読んでもらえると、より採用担当者が抱く思いに近い意見がもらえるでしょう。他人のアドバイスを受けたことで、自分の譲れないポイントに気づくこともあります。

次の4つのポイントを参考に感想・アドバイスをもらってみてください。

印象・面接に呼びたいと思ったか
・どのような人物だと思ったか
・自分の良さが出ているか
コミュニケーション・志望動機や自己PRなどは自分が意図したとおりに伝わっているか
読みやすさ・誤字や脱字はないか
・文章の組み立てがおかしくないか
LGBTの話・同情を求めていないか
・「自分らしさ」と「自分勝手」の線引きができているか

もらった質問から、面接での想定質問集をつくろう

その後の面接では、ESや履歴書の内容にもとづいて質問されます。ESを読んでもらった人からの質問は、面接官からも同じような質問をされる可能性があり、人に意見を聞くことは面接対策にもなるのです。

たとえば、「運動が得意で中学高校ではバレーボールに打ち込み、県大会に出場しました。大学では茶道に没頭し……。このようにいろいろなことに没頭できることが私の最大の強みです」という内容の自己PRを書いたとします。

これを読んだ人から「スポーツが好きだったのに、どうして茶道に興味をもったのか?」と質問をもらったとしたら、この疑問は面接官も抱く可能性があります。そこで、「バレーボールは怪我による挫折から引退し、茶道をはじめたらのめりこみました。このように逆境にへこたれずに新しいことに挑戦できることが強みです」とESを修正することもよいですし、こうした質問を見越して、自分一人では気付けなかった自分の強みを魅力的に語れるよう準備しておくこともできます。

Q. LGBTに関することに触れているので、あまり人に見せたくありません。

まずはカミングアウトをしている友人や家族など身近な人に見せてみるだけでもよいです。ただ、誰にもカミングアウトをしていない人は、見せられる人がいな いかもしれません。

そんなときは、人材エージェントの人に見せてみることをおすすめしています。よく知らない人に相談するのは気が引けるかもしれませ んが、エージェントは国の許可を受けており、就活生・転職者の情報を徹底管理することが義務づけられています。もしカミングアウトしても勝手に 広められることはまずないので、安心してください。

POINT

  • ESは必ず人に読んでもらう
  • もらった質問を面接対策につなげる ・エージェントやキャリアセンターを有効活用しよう

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