誠意が伝わる内定辞退の方法【LGBT就活・転職ガイド 7-3】

ライター: JobRainbow編集部
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仕事選びの軸に立ち返り、内定承諾を判断しよう

複数の企業から内定が出たときは、決められた期間内に内定を承諾する企業を1社選び、ほかの内定を辞退します。第一希望の企業がはっきりしていれば速やかに選択できますが、判断に迷ってしまうこともあるでしょう。そんなときは、勢いや他人のすすめで決断せず、キャリアプラン・ライフプランと照らし合わせ考えることが大切です。

たとえば、仕事内容はマッチしているけどLGBTフレンドリーではないA社と、LGBTフレンドリーな企業だけれどもやりたい仕事ではないB社から内定が出たとします。このとき、安易にB社に決めてしまわないことがポイントです。A社は現時点でのLGBTの取り組みは不十分かもしれませんが、今後変わる可能性があります。一方、やりたくない仕事をやりたい仕事に変えるのはたやすいことではありません。「LGBT以外のマイノリティが活躍しているか」といった視点から企業の柔軟性を推し量ることもできます。LGBTフレンドリーかどうかを優先しすぎず、多角的な視点から自分らしく働ける企業を見極めましょう。

検討の結果、どちらの会社でも自分らしく働けないと判断した場合には、両社とも辞退して就活を再スタートする選択肢もくわえても問題ありません。視野をせばめず、自分にとってなにがベストか考えるのが肝要です。

内定辞退の連絡方法

内定を辞退するときに気をつけたいのが、連絡方法です。いまどきはメール連絡が主流であるものの、可能であれば、電話や対面といった誠意が伝わる連絡手段が望ましいです。企業は内定辞退者が出ると再び採用を再開しなければなりません。いくらこちらに辞退の権利があるとはいえ、手間をかけてしまうことへのお詫びの気持ちが伝わるよう気をつけましょう。

内定辞退の理由は、基本的に自分から伝える必要はありません。しかし、企業からたずねられる場合もあるため、簡潔に答えられるよう準備しておきましょう。セクシュアリティに関することが辞退の決め手になった場合、言いにくいこともあるかもしれませんが、正直に伝えることで後に続く就活生の役に立つ可能性があります。

また、企業の採用計画を乱さないために、辞退を決めたらなるべく早く伝えましょう。辞退できる期間が定められていることもあります。

Q. 内定承諾書にサインした後で、内定を辞退することはできますか?

結論から言うと内定辞退は可能です。承諾書自体に法的な拘束力はありません。しかし、相手の心象を悪くすることは確かなので、辞退する場合は誠意をもって謝罪しましょう。

POINT

  • 内定辞退/承諾の判断をするときは、キャリアプラン・ライフプランと照らし合わせて確かめる
  • 内定を辞退するときは、誠心誠意伝える

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