【使ってる?】LGBTの仲間と会える方法【出会いとコミュニティ】
日本のLGBT(レズビアン・ゲイ・バイセクシュアル・トランスジェンダーの頭文字をとった、セクシュアルマイノリティの総称)は誰しも、「LGBTの仲間探し」に苦労している/してきたのではないでしょうか。
「同じLGBTの人となら、交流してみたい」
「でも顔は出したくないから、ネット上で交流したい」
「じぶんは顔を出してもいいから、ネットの外でも交流したい」
など、いろいろな方がいるはずです。
同じLGBTの人と1度も会ったことがないと、やっぱり不安なもの。
そこで今回は、対面で交流したい人・ネット上で交流したい人の両方に向けて、仲間のLGBTと出会える方法をまとめてみました!
オンラインで交流したい!
「やっぱり、いきなり対面するのは怖い……」
「ネットの方が、セクシュアリティがバレなくて安心できる」
そんな人には、ツイッターや各種交流アプリ(SNS)がおすすめ!
オンラインで交流してから実際に会うということも考えられますが、その場合は相手がどのようなひとか、会う時間や場所、二人で会うのか複数人で会うのかなどに注意すると、より安心かもしれません。
1. ツイッター
「#LGBTさんとつながりたい」「#LGBTとつながりたい」「#セクマイさんと繋がりたい」などの「ハッシュタグ」や、じぶんのセクシュアリティ名(やその略称)で検索すると、交流したいと思っているLGBTの仲間がたくさん出てきます。
ただし、「公開アカウント」で顔出しなどをする際は、知り合いに見られることがあります。
もし顔を出したい一方で知り合いにセクシュアリティを知られたくない場合は、「非公開アカウント」設定をおすすめします。
2. 交流アプリ(SNS)
App StoreやGoogle Playで「LGBT」や各種セクシュアリティの名前で検索したりすると、チャットアプリから出会いアプリに至るさまざまな交流アプリが出てきます!
たくさんあるので、もし興味があればいくつか試してみると良いでしょう。
ただし、出会いアプリは未成年者登録不可です。また、チャットアプリや出会いアプリで顔出しすると、じぶんのセクシュアリティが思わぬ知り合いに知られてしまう可能性もあるので、自己責任となります。注意しましょう。
対面で交流したい!
「やっぱり、ネットで交流するだけなのは物足りない」
「ネット上ではなく、実際に仲間と出会いたい」
そんな人には、交流会やコミュニティセンター、サークルがおすすめ!
もちろん、当事者限定のところはみんな同じLGBTの仲間であることの安心感があります。
また、アライ(LGBTに理解を示す立場の人)も参加可能なところは、誰がLGBTであるかわからないという点で安心できます。
1. 交流会
場所によっては、自治体や有志の人が、LGBT(+アライ)の交流する場を主催しています。
たとえば文京区の場合、男女平等センターが文京SOGIにじいろサロンを主催しているほか、有志によるLGBT文京区という交流の場が存在しています。
また、NPO法人が交流会を主催する場合もあります。
10代・20代のゲイ・バイセクシュアル男性限定になってしまいますが、たとえばNPO法人「ピアフレンズ」は交流イベント「ピアフレンズ」を東京など各地で主催しています。
このような交流会は、「LGBT 交流会 (地名)」などで検索すれば、より多くの集まりが見つかるはずです!
2. コミュニティセンター
LGBTの人が安心して過ごせるような場所を、NPO法人などが運営しています。そこでも、同じLGBTの人と出会って交流できるはずです。
「(じぶんの住む都道府県名・地名) LGBT」や「コミュニティセンター LGBT」で検索すると、見つかるかもしれません。
たとえば「福島 LGBT」で検索すると、下のようにいくつか団体が見つかります。
3. サークルや集団
同じLGBTで、同じセクシュアリティで、同じ趣味で集まるなど、様々なサークルや集まりがあります。
a. 学生サークル
学生限定になってしまいますが、学校によってはLGBTサークルがあります。
じぶんの学校にもLGBTサークルがあるか確認してみましょう!
また、学外の学生も参加できる「インカレ」のサークルも存在するので、じぶんの学校になくても諦めずに「インカレ LGBT」などで検索すると良いかもしれません。
そのほか、卒業生のLGBTがつくる団体も学校によってはあるようです。
b. セクシュアリティ別のサークル
「(じぶんのセクシュアリティ名) サークル」で検索すると、サークルが見つかるかもしれません。
たとえば、ゲイ男性向けのものでは「ゲイサークル501」、Xジェンダー向けのものでは「label X」といったものがあります。
c. その他、趣味・スポーツ・芸術等の集まり
趣味やスポーツによっては集まりがあります。
たとえばゲイ男性向けの吹奏楽団もありますし、LGBTとアライを受け入れている劇団もあります(演劇集団LGBTI東京)。
おわりに
このように、同じLGBTの仲間と出会う場はたくさんあります。
かくいう筆者も高校生の時、初めてじぶんと同じセクシュアリティの友達を交流会で作りました。それまではずっと一人でセクシュアリティを抱えていたので、とても安心したのを覚えています。
もちろん、住んでいる場所によってなかなかアクセスできないことがあるかもしれません。今後、より多くの交流の場が増えることを祈ります。
それではぜひ、仲間との楽しい交流と出会いを。