困ったときの相談先と情報源6選【LGBT就活・転職ガイド 6-10】

ライター: JobRainbow編集部
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ここ数年でLGBTフレンドリーを掲げる企業は徐々に増えてきており、LGBT向けの会社説明会や、LGBTに関する取り組みの評価指標なども生まれました。しかし、いまだ理解に乏しい企業も存在するなか、LGBTであることで戸惑う場合もあるかもしれません。そんなときは、どうか一人で抱え込まず、以下の窓口や団体、コミュニティスペースなどで相談してみてください。心の支えとなるだけでなく、具体的な解決策の提示も期待できます。

1. 相談窓口

誰でも気軽に利用できる無料の相談窓口一覧です。専門的な知識を持った人々が回答してくれるため、迷ったらまずこれらをあたりましょう。

1.1 総合労働相談コーナー

総合労働相談コーナー
受付時間:土・日・祝日・年末年始をのぞく9:30〜17:30
各都道府県労働局、全国の労働基準監督署内などの380か所に設置されており、電話でも対面でも予約せず相談可能です。性自認性的指向に関連するものを含むあらゆる労働問題を扱っており、労働者に限らず、就活生にも対応しています。

1.2 よりそいホットライン

よりそいホットライン
TEL:0120-279-338
受付時間:24時間年中無休
音声ガイダンスから「4」を選択すると、セクシュアリティに関わる悩みや困りごとを専門とする窓口につながります。また、通話だけでなく、スカイプやチャット、FAXでの相談も可能です。スカイプによる相談は予約制なので、電話などのほかの手段でつながりにくい場合に利用すると良いでしょう。

1.3 Tokyo LGBT相談

Tokyo LGBT相談
TEL:03-3812-3727
受付時間:祝日・年末年始をのぞく火曜日・金曜日の18:00〜22:00

東京都が行っている性自認・性的指向に関する電話相談です。LGBT当事者だけでなく家族や知人の相談も可能で、経験豊富な専門相談員が回答します。

2. 支援団体

2.1 NPO法人LGBTの家族と友人をつなぐ会

NPO法人LGBTの家族と友人をつなぐ会
東京・神戸・名古屋・福岡を拠点に、LGBT当事者への支援のほか、その家族や友人がLGBTを受け入れるための支援活動を行っています。ホームページからLGBTの体験談や基礎知識といった情報を集めたり、ミーティングへの参加などによって当事者やその周囲の人に相談したりすることができます。

3. 法律専門の団体

3.1 LGBT法連合会

LGBT法連合会
性自認・性的指向等により困難を抱えている当事者等に対する法整備を目的とする、複数の賛同団体からなる組織です。主に、①政策評価 ②民間事業者のLGBTへの取り組みのバックアップ ③様々な機関を対象とする講演や研修を行っています。

4. 施設

4.1 コミュニティセンターakta

コミュニティセンターakta
開館時間:火・水・年末年始をのぞく16:00〜22:00
アクセス:東京都新宿区新宿2-15-13第二中江ビル301
セクシュアリティやセクシュアル・ヘルスなどの情報が手に入る、新宿二丁目のオープンスペース。ふらっと立ち寄って休憩したり、イベントの開催・参加をしたりすることも可能です。

おわりに

今回紹介したほかにも、LGBTに関連する団体は数多くあります。支援団体というと、LGBTの周知活動などを行う社会奉仕団体といったイメージが強いかもしれません。しかし実は、LGBT当事者やその周囲の人がつながることを目的としている、コミュニティとしての団体も多く存在します。思いを共有できる仲間を探すため、そのような支援団体に相談や参加をするのも一つの手と言えるでしょう。支援団体を探す際には、以下の記事もご参考にしてください。

相談できる人がいなくても、悩みがあっても、行けば仲間がいる。LGBT支援団体22選【随時更新】

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