バイセクシュアル「診断」

ライター: JobRainbow編集部
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バイセクシュアルとは日本語で「両性愛者」男性・女性が性的指向の対象となるセクシュアリティのことを指します。

バイセクシュアルはLGBTの中で「いないもの」にされやすいと言われています。「人が好きになれる性はひとつだけ」「バイセクシュアルの人は、いずれゲイレズビアンになる」などの間違った常識によってバイセクシュアルだと自認する人が少ないから、というのがひとつの理由かもしれません。

そこで、

「自分はバイセクシュアルかもしれないけど、確信が持てない」

「男性も女性も好きになったことがあるけれど、それ以外の性の人を好きになることもあるかもしれない」

そんな風に悩んでいる方へ、バイセクシュアルに関するセルフチェックを行える「診断」をご用意しました。

バイセクシュアルとは

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バイセクシュアルとは日本語で「両性愛者」性的指向が男性・女性に向くセクシュアリティのことを指します。性的指向(性愛の対象となる性)に関するセクシュアリティであり、自分の性自認(自分が自認する性)とは関係がありません。

なお、性的に魅力を感じる対象と恋愛感情を抱く対象(恋愛指向)は一致するとは限りません。男性・女性両方に対して「恋愛感情」を抱く場合はバイロマンティックと表現します。

バイセクシュアルとは?たっぷりまとめ!【当事者監修】
バイセクシュアルの悩み

1. バイセクシュアルとパンセクシュアル

バイセクシュアルと混同されがちなのがパンセクシュアルです。

バイセクシュアルの性的指向が男性と女性であるのに対し、パンセクシュアルは男性・女性だけではなく世の中に存在するあらゆる性、すべての性が性的指向の対象となります。

相手のセクシュアリティに関係なく人を好きになるというのがパンセクシュアルです。

パンセクシュアルとは?【バイセクシュアル・ポリセクシュアルとどう違う?】

バイセクシュアル診断の留意点

「診断」に入る前に、いくつか留意点があります。

  • あなたがバイセクシュアルであると判断できる絶対的なチェックリストは存在しません。
  • バイセクシュアルを含めた全てのセクシュアリティは変化することがあります。

もっとも大切なことは、自分が納得でき、安心できるセクシュアリティを名乗ることです。セクシュアリティはあなたのものであり、誰かに強制されるものではありません。

最終的にはあなた自身が自分のセクシュアリティの名前を決めましょう。

バイセクシュアルだと名乗ることに抵抗があったり、自分のセクシュアリティが何かわからないのであれば、明言する必要もありません

【用語解説】セクシュアル・フルイディティとは?【性に関することはすべて変化する?!】

バイセクシュアル診断

では、いよいよ診断を始めていきましょう。

Q1.男性と女性、両方の性別の人に対して恋愛感情を持ったことがある

Q2.好きになる人は、男性もしくは女性であると自認していることが多い

Q3.性別を関係なく好きになるというよりも、男性的な魅力、女性的な魅力に惹かれる

Q4.男性、または女性のどちらか特定の性別の人に恋愛感情を持っていたが、以前とは異なる性別の人にも惹かれるようになった

いかがでしょうか。当てはまる項目はありましたか?

1. 診断の解説

問いごとに診断の解説を行なっていきます。

Q1.男性と女性、両方の性別の人に対して恋愛感情を持ったことがある
→恋愛感情及び性的欲求が、男性・女性の二つの性別に対して向いていることの確認の質問になります。

Q2.好きになる人は、男性もしくは女性であると自認していることが多い
→バイセクシュアルの性的指向は男性・女性に向きますが、ここでの男性・女性の定義は相手の性自認に依拠しています。好きになる相手が「男性/女性である」と自認していること男性・女性以外のセクシュアリティではないことがポイントです。

Q3.性別を関係なく好きになるというよりも、男性的な魅力、女性的な魅力に惹かれる
→Q2.は相手のセクシュアリティに関する質問でしたが、Q3.はあなたの恋愛感情に関する質問になります。バイセクシュアルは男性と女性を恋愛対象とするので、性別が関係ないのではなく、男性的・女性的な魅力に惹かれるということに注目しました。

Q4.男性、または女性のどちらか特定の性別の人に恋愛感情を持っていたが、以前とは異なる性別の人にも惹かれるようになった
→前述した留意点にもあるように、セクシュアリティは流動的なものです。そのため、以前は特定の性別に恋愛感情を持っていた人が、男性と女性に対して恋愛感情を持つようになることも往々にしてあります。

こちらの診断は下記ウェブサイトを参考にし、当事者の経験談をもとにして作成しました。

参考:

おわりに

バイセクシュアルの診断はお役に立てましたか?

多種多様なセクシュアリティが世の中には存在しています。

必ずしも明言する必要はありませんが、セクシュアリティに名前をつけることが心の平安に繋がることもあります。

バイセクシュアルであってもなくても、悩みが解消される社会になることを願っています。

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