トランスジェンダーとは?【性同一性障害との違いも詳しく解説(当事者監修/2022年最新版)】

ライター: Rickey
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トランスジェンダーとはこころの性からだの性が一致していない人を指し、医学用語の”性同一性障害”とは、厳密には異なる言葉になります。例えば、生まれた時の性は男性で自身のことを女性と認識している方はトランスジェンダー女性(MtF)、その逆をトランスジェンダー男性(FtM)といいます。

最近では、テレビや映画などでトランスジェンダーの芸能人のドキュメンタリーも見ることがありますね。

そして、トランスジェンダーという言葉と同じくらい、性同一性障害(GID)という言葉も頻繁に使われるようになりました。

しかしこの2つ、「英語表記と日本語表記の違いでしょ?」と勘違いされがちですが、実はそもそも表すものがちがうとご存知ですか?

今回は、「トランスジェンダー」について説明しながら、「性同一性障害」との違いについてもわかりやすく解説します。

※「障害」という言葉に抵抗がある方もいらっしゃるかもしれませんが、今回のコラムでは公益社団法人 日本精神神経学会などの用例に基づき、こちらの単語を使わせていただきます。ただ、2019年5月にWHOが「性同一性障害」を「精神障害」の分類から除外し、「性の健康に関連する状態」の「性別不合」に変更する(参考:WHOが性同一性障害を「精神障害」の分類から除外しました)など、世界の潮流は変わりつつあります。

知っておくべき2つの基本概念~「性自認」と「身体的性」~

トランスジェンダーを知るには、まず2つの概念を知っておく必要があります。

それは、性自認(こころの性)と身体的性(からだの性)です。

1. 性自認

こちらは、文字通り「自認している性」を指します。例えば、自分のことを女性だと思っていれば、性自認が女性である、と説明することが可能です。

ですが、性自認は「男性」「女性」だけではありません。例えば、「中性」「無性」といった性自認もあり、それをXジェンダーと言うこともあります。

Xジェンダーとは? 【男女の枠に属さないってどういうこと?】

※なお、本記事では、トランスジェンダーについて知らない方向けに、性自認を「こころの性」と表現していますが、そもそも性自認とは文字通り「自認する性」であって「こころの性」と呼ぶことに、違和感や嫌悪感を持つ方もいます。

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2. 身体的性

身体的性、とは身体構造における性を指します。

こちらは戸籍上の性別と同じものとして説明されることが多いのですが、現在日本では現在戸籍上の性別は「男性」「女性」しかありませんが、身体的性というのは、その2つだけではないと考えられています。

例えばDSD(性分化疾患)と呼ばれる、「男性ならばこう、女性ならばこうでなければならない、と社会で考えられている体の構造とは生まれつき一部異なる発達を遂げた体の状態」といったケースもあります。

かつては、性分化疾患の赤ん坊に対して、身体を無理やり「男性」「女性」のどちらかにする手術をしていた歴史もあります。性分化疾患については、こちらのサイトで詳しく解説されていますので、詳しく知りたい方はご覧になってください。

※ただし、「DSD=”男性でも女性でもない”」という表現は、性自認が男性/女性のDSD当事者のアイデンティティを否定してしまうので、当事者以外が使用するのは避けましょう。

それでは、この性自認・身体的性をふまえ、トランスジェンダーと性同一性障害それぞれについて説明していきます!

トランスジェンダーとは?

ステージに立つ人々

トランスジェンダーという言葉の由来は、自身の状態を病気としないためにトランスジェンダーの方々が展開してきた運動にあります。だからこそ、トランスジェンダー = 性同一性障害という認識でいることは、失礼に当たってしまうこともあります。

なお、「トランスジェンダー=病気」という思い込みは残ってしまっていますが、2018年6月の段階でWHOはトランスジェンダーを「精神疾患」から除外すると宣言しています(参考:WHOの「国際疾病分類」が改訂され、性同一性障害が「精神疾患」から外れることになりました)。

トランスジェンダーは一般的に、上述で説明した性自認(こころの性)と身体的性(からだの性)が一致していない方全般を表す言葉ですが、その中にもいろいろな状態の方が存在しています。そのため、必ずしも性自認が男性/女性だけでなく、中性や無性と言われるXジェンダーの方もトランスジェンダーに含まれます。

正確な理解を深めてもらうためにも、今回は、トランスジェンダーに含まれる「トランスセクシュアル」と、以前は含まれると考えられてきましたが、現在では含まれないとされることも多い「トランスヴェスタイト」の2つについても触れつつ解説します。

1. トランスセクシュアル(TS)

トランスセクシュアルという単語は、英語として2つの意味を持っています。

1つは、身体的性と性自認が一致しておらず、それらに対して違和感や嫌悪感を抱き、場合によっては外科的な手術を望む状態。もう1つは、性別適合手術を受けた状態です。

1990年代以前は頻繁に使われてきた用語ではありますが、現在では、トランスジェンダーの中でも手術を望む(又は受けた)一部の方が自認する呼称、いわばトランスジェンダーのサブカテゴリとして、認識されることも多くなってきました。

そのため、トランスジェンダーの方でも、トランスセクシュアルと呼ばれることに違和感や嫌悪感を持つ人もいるため、気をつけて使用すべき言葉でもあります。

2. トランスヴェスタイト(TV)

トランスヴェスタイトはクロスドレッサーとも呼ばれます。

※(2021年追記)トランスヴェスタイトという言葉には「服装倒錯」というネガティブなイメージがあるため、最近ではシンプルに「異性装」という意味のクロスドレッサーという言葉が良く使われています。

「異性の服装をする人」とだけ説明されることが多いのですが、医学的には性自認と身体的性は一致していて(シスジェンダーで)、その性とは異なった服装を身にまとう状態です。

トランスジェンダーという言葉が広がる以前(1990年頃まで)、トランスジェンダーの当事者がトランスヴェスタイトを自称していたこともあったため、歴史的にトランスヴェスタイトはトランスジェンダーに含まれるとして扱われてきましたが、2021年現在そのように扱われることはあまりありません。

なぜなら、かつては「異性装をする=自分の性となりたい性が異なる」と解釈されていたためにトランスヴェスタイトをトランスジェンダーに含めて説明することが多かったのですが、現代では「どんな性として振る舞いたいか(性表現)」と性自認は異なる、との認識が広まってきたからです(参考:マツコの「コスプレと似てる」発言で考えた”女装”をめぐる根深い問題)。

3. 結局トランスジェンダーって?

トランスヴェスタイトが、現在ではトランスジェンダーには含まれないようになってきたり、トランスセクシュアルという言葉が使われなくなりつつあるように、トランスジェンダーの定義は歴史的に変わってきました。

ただ現在は、トランスジェンダーの説明として、「性自認と身体的性が異なる」状態を指すことが一般的になってきたことがわかります。

例えば、

  • 生まれた時の身体的性は男性だが、性自認は女性(トランスジェンダー女性)
  • 生まれた時の身体的性は女性だが、性自認は男性(トランスジェンダー男性)
  • 生まれた時の身体的性は女性だが、性自認は中性(Xジェンダー)
  • 生まれた時の身体的性は男性だが、性自認は中性(Xジェンダー)

といった方はトランスジェンダーといえます。

なお、トランスジェンダーの中でも”中性や無性、不定性”といった性自認を持つ方を表す「Xジェンダー」について、”トランスジェンダーには含めない”という考えを持つ人もいます。

繰り返しますが、トランスジェンダーの定義は歴史上、その意味が移り変わってきたこともあり、人によって認識は様々なこと、この記事の内容についても移り変わる可能性があるのだということは心に留めておいてください。

Xジェンダーについて詳しく知りたい方はこちらの記事も参考になるはずです!

Xジェンダーとは? 【男女の枠に属さないってどういうこと?】

ちなみに、「LGBT」という単語を使う際に、LGB(レズビアンゲイバイセクシュアル)とT(トランスジェンダー)を同じくくりにしてよいのか、という議論があります。

その理由としては、今まで説明してきたように、トランスジェンダーは性自認についての話である一方、レズビアン・ゲイ・バイセクシュアルは、主として性的指向(どんな性を好きになるか)に関する言葉だからです。

言葉を使う際には、こういった議論がある、と知っておくことも大事ですね。

性同一性障害とは?

クエスチョンマークが書かれた木々

性同一性障害とは、医学用語です。GID(Gender Identity Disorder)ともいわれ、性自認と身体的性が一致しておらず、外科的手術による一致を望む状態を指します。先ほど紹介した、「トランスセクシュアル」と非常に近い意味の言葉ですね。つまり、広い意味では、トランスジェンダーの中に、性同一性障害は包括されることになります。

しかし、「性同一性障害」という言葉を手放しで使うことには疑問が残ります。というのも、「性自認と身体的性が一致していないため、それを一致させたい」だけにもかかわらず、それを果たして「障害」と呼んでよいのでしょうか(もちろん、この話をするとそもそも障害って何を指すのだろう……となってしまうのですが)。

また、現行の制度においては、「障害」として診断されるからこそ「手術」ができる、という論理のジレンマも存在しています。(参考:厚生労働省「みんなのメンタルヘルス」

なお、世界的には既に「性同一性障害」は「性別違和」や「性別不合」と呼ばれ、WHOでは「精神疾患」でなく、「健康に関連する状態」として扱われています。(参考:WHOの「国際疾病分類」が改訂され、性同一性障害が「精神疾患」から外れることになりました)。

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MtF・FtM・MtX・FtX……って何?

トランスジェンダーの方の自己紹介の中などで、「MtF」「FtM」といった言葉を同時に聞いた方もいるかもしれません。これは英語の略称になります。

生まれた時の身体的性が男性(Male)で、性自認が女性(Female)である方のことをMtF(Male to Femaleの略)と表現します。また、生まれた時の身体的性が女性で、性自認が男性の方はFtM(Female to Male)と表現します。

「なるほどね……MaleとFemaleの頭文字をとったのか……じゃあ最初に言ってたFtX/MtXの「X」って?」

こう思われた方も多いと思います。実はFtXとMtXの「X」とは、Xジェンダーを意味します。

Xジェンダーとは、性自認が「男性」とも「女性」とも断言できないセクシュアリティのことで、Xジェンダーの中にも「男性でも女性でもない」「男性でも女性でもある」「日によって変わる」「男性と女性の間」など様々な性自認があります。

そして、戸籍上の性別が男性でXジェンダーの方をMtX、戸籍上の性別が女性でXジェンダーの方をFtXと表現するのです。

なお、国際的には、MtFを「トランスジェンダー女性」、FtMを「トランスジェンダー男性」と表現することが増えつつあります(2021年現在)。

「だれでもトイレ」とトランスジェンダーの関係

シャボン玉を両手いっぱいに乗せた子供

「だれでもトイレ」については、よく議論が巻き起こります。

例えば、このようなもの。

「男性用トイレと女性用トイレがあるのにもかかわらず、だれでもトイレを使わせるなんてカミングアウトを強制している!」

こういった方は、「だれでもトイレ」を一部のLGBTしか使わない、という誤解を持っていらっしゃる方だと思います。実際、過去にはMEGAドン・キホーテ渋谷本店に「だれでもトイレ」とは別に「All Genderトイレ(LGBT用トイレ)」が設置されたことで物議を醸しました(参考:「LGBT用トイレ」報道に波紋 ドンキ「誰でも利用できる」)。

「だれでもトイレ」は車いすを利用している方や、足腰の不自由な方、オストメイトの(癌や事故などにより消化管や尿管が損なわれ、排泄のため人工肛門や人工膀胱がある)方をはじめとした、「必要としている方」がいます。性別適合手術をした、排泄に不安を抱えていらっしゃる方もまた、その一人です。

そして、自身のことを男性か女性か悩むクエスチョニングの方や、身体的性と性自認が違うため、周囲を困らせたくないし「だれでもトイレ」を使いたいな、と思う方もいらっしゃいます。

使いたいと思う人がいて、使える状況がある。そのためにも、「だれでもトイレ」は存在してもよいのではないでしょうか。「だれでもトイレ」を必要とする人がいるにもかかわらず、「だれでもトイレ」があること自体が「差別だ」ということには、少し疑問が残りますね。

また、トランスジェンダーの方は「だれでもトイレ」しか使わないという誤解もあるようですが、もちろん、性自認にあわせて通常のトイレを使う人も、身体的性に合わせてトイレを使う人もいます!

「LGBTトイレ」?〜アメリカと日本それぞれ比較〜【ハウスビル2を考えてみた】

トランスジェンダーの有名人

トランスジェンダーをカミングアウトしている方は芸能界にたくさんいらっしゃいます。

1. はるな愛

芸人、鉄板焼き屋の経営者、ミスインターナショナルクイーンのチャンピオン……マルチな活躍を見せるタレント、はるな愛さん。最近では、ショーパブが突然休業したことが波紋を呼びました。(参考:はるな愛2億円店10日で閉店!夢のパブ襲った“異臭騒動”

はるな愛さんは、物心ついたときから自身の性に違和感があったと語っており、男性戸籍として生まれ性自認は女性というトランスジェンダー(MtF)です。多忙な現在でも、自身の経験をもとに、セクシュアルマイノリティを積極的に支援したり、意見を発信しています(参考:時事ドットコム「18歳選挙権 私はこう思う」)。

2. 中村中

シンガーソングライターや舞台で活躍する役者として活動を続けている、中村中さん。

小学5年生の頃、同級生に自分が男性を好きであると告白し、20歳になってから母親に女性として生きたいことをカミングアウトした、とOUT IN JAPANのHPで述べています。

はじめてのカミングアウトは小学5年の時、同級生にでした。
女性として生きたいことまではまだ言えず、恋愛対象が男性であることを話しました。
最初は笑われました。
でもそれは、馬鹿にしていたわけではなくて、こちらがあまりに真剣で思わず笑ってしまったという感じでした。
もし馬鹿にされていたとしても、悩みを口に出せたことは当時の私には大きな一歩でした。

女性として生きたいと母親に相談出来たのは二十歳になってからでしたが、あの日、同級生にカミングアウト出来たことで少しずつ気持ちが楽になっていったことは確かです。

カミングアウトをすれば悩みが全て解決するわけではありません。
でも、誰かに悩みを打ち明けることで悩みは変化し、いずれは愛せるようになることを私は経験しました。

悩みのない人などいません。
あなたに、誰かの悩みを少し持ってあげる気持ちがあれば、あなたの悩みを誰かに打ち明けても少しも申し訳なくないのではないでしょうか。

OUT IN JAPAN

OUT IN JAPANには中村さん以外にも多くの方がカミングアウトについてのメッセージを発信しています。ぜひご覧ください!

ちなみに、中村さんが芸能界でカミングアウトしたのは、メジャーデビュー後の2006年。公式サイトにてトランスジェンダー(MtF)を告白しました。

3. 西原さつき

西原さつきさんはタレントや女優などマルチに活躍しており、「さつきぽん」の愛称で親しまれています。また、自身の経験を踏まえ、「女の子らしくなりたい」全ての人を対象とした会員制レッスンスクール「乙女塾」を運営しています。乙女塾ではボイス講座やメイク講座、撮影コースなど数多くの講座が準備されています。

4. サリー楓

モデルとして活躍しつつ、2021年の3月までは慶應義塾大学大学院で建築とデザイン戦略を学んでいたサリー楓さん。現在はNIKKENを拠点として活躍しながら、ABEMA Newsのコメンテーターなども担当されています。

先述の乙女塾卒業生であり、ミス・インターナショナルクイーンジャパン2019にも出場しました。

5. SECRET GUYZ

日本初のFtMユニットとして一躍有名になったアイドルグループ、SECRET GUYZ。自分たちのことを「オニイ」と呼び、LGBTに関する正しい理解を広める活動をしていました。

メンバーは吉原シュート、諭吉、池田タイキの3名で、池田さんの慢性的な喉の不調により音楽活動の継続が難しいと判断したそうです。吉原シュートさんは2019年1月にソロライブを開催したり、諭吉さんも吉本坂46のオーディションファイナリストになったりと、現在も活躍を続けています。

6. GENKING

タレント業だけでなく美容家やファッショニスタとして幅広く活躍するGENKINGさん。自身のスタイルブックやエッセイなども出版しており、彼女の生き方に多くの方が元気づけられています。

GENKINGさんは、2015年3月に放送された日本テレビ系番組「行列のできる法律相談所」の中で、ゲイであるとカミングアウトしましたが、2016年、化粧品ブランドSK-IIのキャンペーン動画にて、トランスジェンダー(MtF)であることを語っています。その翌年には、自身のInstagramに性同一性障害の診断書を投稿し、葛藤しつつも自身の性と真摯に向き合う姿にたくさんの応援の声が寄せられました。また、2017年5月に性別適合手術を受けていたことを自著で明らかにしています。

7. KABA.ちゃん

2002年にMtFのトランスジェンダーであることを公表し、2016年には性別適合手術を受け戸籍上でも女性となったKABA.ちゃん(本名:椛島一華)。タレントとして数多くのテレビ番組に出演している一方で、振付師としても存在感を大きく示しているKABA.ちゃん。これまでにSMAPや安室奈美恵さん、HKT48など、たくさんの有名アーティストの振り付けを担ってきました。

現在では、「ダイバーシティな社会」、「Borderless」をテーマとしたヒールダンスパフォーマンスグループ「THAT’S WHY!!」をプロデュース。エンターテイメントを通して、多くの人が活躍できる社会の実現を目指しています。

8. IVAN

パリコレにも参加したことのあるIVANさん。モデルやアーティスト、タレントとして、様々な分野で活躍しています。2013年9月に日本テレビ「有吉反省会」において、トランスジェンダーであることをカミングアウトしました。

2018年3月にはフジテレビ「良かれと思って!」という番組の中で、数年前に性別適合手術を受けていた事を告白。自身のInstagramには、手術を受けた当時の様子を映した動画を投稿し、ひとりの女性として生きる一方で、オネエタレント、プロのメンズモデルとしてのイメージを守りたかったと胸の内を明かしました。

9. 中山咲月

中山咲月さんは『中学聖日記』や『仮面ライダーゼロワン』に出演していた俳優です。公式ブログにて、2021年2月に自身がトランスジェンダーかつアセクシュアルだとカミングアウトしました。

ただ、中山さんは「できれば自分の事をトランスジェンダーって言いたくない」といった想いも綴っています。

自分はできれば自分の事をトランスジェンダーって言いたくないんです

“トランスジェンダーの人”と認知されるのがとても怖くて

中山咲月は中山咲月として

その性別の枠組みは

あくまでついでにくっ付いてるくらいに思ってもらえたら嬉しいです…


トランスジェンダーというと

「じゃあ女性が好きなの?」と言われることが多く

これにプラスしてアセクシュアルとかいうのが自分にはくっついてくるので…

これもまたどんどん新しい説明しなきゃだしカタカナ多いし説明も面倒になる訳ですよ

とにかくジャンルわけしたくないんですよ自分を

だけど他人に説明するのにこれらの単語が説明しやすいから使ってるだけで

できれば言いたくないんだけど

こうでも言わなきゃ広がっていかないからさ…

中山咲月 オフィシャルブログ

全て取っ払って

理想をいうと

『性別を意識しないで生活したい。』

これに尽きます

時々「気にしすぎ」と言われる事があります

でもやはり当事者にしか分からない辛さもあるし

人によってストレスを感じるキャパも違うから

自分と向き合う難しさを日々感じます

性別として見るではなく


人間として見てくれる

そんな人といる時は自分が自分でいられる瞬間だなと思います

中山咲月 オフィシャルブログ

この世にひとりとして同じ人間が存在していないのと一緒で

自分自身を説明するのに単語ひとつで説明するのは難しいと思っています

自分はそんなみんなの代表になりたいとかではなく、むしろ1人で細々と頑張りたいなと…

みんなと同じように悩んでいるからこそ

自分の事だけでも発信していかないとなと思っております

中山咲月 オフィシャルブログ

中山さんのフォトエッセイ『無性愛』は、2021年8月発売です。

10. ミュータントウェーブ

ミュータントウェーブは、元なでしこリーグのサッカー選手3人おおちゃん・まさ・あさひのYouTuberユニット。

全員がトランスジェンダー男性で、「みんな違ってみんないい」を伝えるきっかけを作るために企業での講演なども精力的に行なっています。

LGBTを公表している有名人まとめ 日本&海外
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おわりに

人混みに紛れる人

性同一性障害とトランスジェンダー、似ているようで実はかなり違う意味ですね。

言葉は、複数の意味を持っていたり、誤用が広まってしまったり、意味が変化してしまったり、扱いが非常に難しいです。

しかし、その言葉に関係のある人々は、誤用に戸惑い、ときには傷つくこともあるかもしれません。身近な誰かを傷つけないためにも、正しく意味をわかっておく必要があるでしょう。

また、このコラムを読んで「もしかして自分はトランスジェンダーなのかも……?」と思ったり、性に関して以前から悩みを抱えていた方。トランスジェンダーや性同一性障害をはじめとする、自身のセクシュアリティに関することを相談できる場所をまとめましたので、ご確認ください。

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同様に、トランスジェンダーの方にとって「職場でカミングアウトをするべきか?戸籍の性と自認する性が一致していない中、就活や転職が自分らしくできるのか?」など、働くことへの不安は大きいことがあります。トランスジェンダーの就活生や転職活動をしている友人や家族にとっても力になりたいけど、どうしたら良いかわからないという方もいるはずです。

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